3.0
8月の同窓会
8月の同窓会。なんか切ない。
極々普通の当たり前の日常が、原爆で一瞬に壊れて、訳のわからないまま亡くなっている人がほとんどだと思います。だから、自分が、いた場所にとどまる。
主人公のおばあちゃんは、病気で、広島を離れていたから、原爆に巻き込まれなかったけど、同級生は、ずっとあの場所で、待っていた。なんかなんとも言えない気持ちになりましたね。ホラーなんだろうけど、温かいホラー?
- 1
8月の同窓会。なんか切ない。
極々普通の当たり前の日常が、原爆で一瞬に壊れて、訳のわからないまま亡くなっている人がほとんどだと思います。だから、自分が、いた場所にとどまる。
主人公のおばあちゃんは、病気で、広島を離れていたから、原爆に巻き込まれなかったけど、同級生は、ずっとあの場所で、待っていた。なんかなんとも言えない気持ちになりましたね。ホラーなんだろうけど、温かいホラー?
いばら姫。この女の子は外界には出してもらえなかったけどそれなりには大事に育てられたのかな。だから、医者のおばさんの事をお母さんだと認識したんだろうな。おばさん的にも違った意味で大事にしていたけど、そのうちにちゃんとした愛情も芽生えていた。だって、娘のクローンだもの。もう一度、娘を最初から育てたのと一緒ですよね。しかし、植木屋の男の子、むなしいね。
最初の、いばら姫しか読んでいませんが、わりと展開速すぎるような感じがしましたが、
おばあさんの愛情が育ってしまっていたのと女の子と絆が出来上がってたことにホロリと涙が出てしまいました。
色々な話が入っていて面白い。人間の絆って、深いとこであるんだなとか、口ではきついこと言っても人を心配したり、愛があるんだなと思わせてくれる。ミステリー的要素はサラッと入ってる程度だから読みやすい。
小さい頃、童話で読んだことあったけど、その話を現代風にアレンジした感じ?でした。人の愛情表現は様々ですが、お母さんも(童話で言ったら魔女)も一生懸命むすめを愛していたんだな~と思いました
歪んだ愛情だけど、自分の娘が亡くなったら受け止められないだろうな。
苦しいよな、辛いよな、と読んでて苦しくなってしまった。
天国で会えますように。
いつもの大人のグリム童話かと思いきや、戦争のこととかが多くて、これは教科書に載せるべきマンガだと思う。
個人的にはキジムナーが、好きです。
オムニバス2話目の「8月の同窓会」
ラストは思わず涙が出ました。
ホラーというより…ホラーですが優しい気持ちになれました。
原作はよく知っているけど、これは最後まで結末が読めずドキドキしながら読みました。
ハナちゃんと、おかあさんが最後やっと幸せになれたようでホッとしました。
予想もしない結末が切ないです。いばら姫の家は火事になってしまうのですが、ヒロインが母を助けに行き命を失う結果が切ないです。