3.0
現代版いばら姫
童話との共通点はいばらに囲まれた館というぐらいのアレンジ作品です。
我が子を愛するあまり、死を受け入れられず、新たな生命を創り出そうとする話は他にもありますが、容れ物だったはずの命に愛情を持ってしまったのは計算外というより、童話の中の、姫を亡き者にしようとする継母のアンチテーゼかもしれません。
やはり、母は我が子を愛していると言いたいのかな。
ただ、虐待に近い仕打ちを受けていたハナが母と共に死んでしまったのは悲しい。
そうまでして母の愛が欲しかったのかと思うと…
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