5.0
ルールの発明
既にルールの決まっているゲームをモチーフに作品を描く人はたくさんいる。
というか、普通はそうだ。
スポーツというゲーム、バトルというゲーム、恋愛というゲーム。
その制約の中で、いかに優れた作品を編み出すか、という勝負が、普通だ。
でもこの作者は、次から次へと、新しいゲームのルールを編み出す。
その点においては、ちょっと追いつける人がいないんじゃないかと思う。
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既にルールの決まっているゲームをモチーフに作品を描く人はたくさんいる。
というか、普通はそうだ。
スポーツというゲーム、バトルというゲーム、恋愛というゲーム。
その制約の中で、いかに優れた作品を編み出すか、という勝負が、普通だ。
でもこの作者は、次から次へと、新しいゲームのルールを編み出す。
その点においては、ちょっと追いつける人がいないんじゃないかと思う。
始めは絵のタッチが受け付けなく、ストーリーもギャンブルものと知り期待せず読んでみました。
読みやすく、わかりやすい流れで面白く、気がつけばまとめ買いして読み進めていました。
まずジャンケンにしろEカードにしろカイジは頭の回転がいい!
だから読んでる側も気持ちよくスカッと敵を倒した気持ちになれます。
それと賭ける時は男らしく大胆でそれもまた読んでいて気分いいです。
相手との勝負をしているギリギリのタイミングで閃き、考えを暴き、空気を自分の味方に持っていくやり方はギャンブル以外に大いに役立ちます。
ざわ…ざわ…が通常の字体の時と明朝体になる時と何が違うのか、とか少し思ったりしました。
作者福本伸行さんの独特な味ですね。全く違う他の漫画にもざわ…ざわ…が出て思わず微笑ましくニヤッとしてしまいました。
それにしてもよく考えられている作品です。
藤原竜也をキャスティングして映画化されたのも納得です。
恋愛が主な少女マンガばかりで食傷気味だったのでこんなに漫画にハマったのは本当に久しぶりです。
でもカイジは鉄橋を渡り切った強運者ですが、耳の切断と指4本のギロチンは流石にビックリしました。
ヤクザが縁故切る為に小指1本落とすだけでも相当強烈な痛みだと聞きますが、全く気絶しないギロチンのシーンは何度読んでも現実味がありません。
ラストの車内でも意外と平然でしたが、もっと痛み続けるのがリアリティあるかなと思いました。
でもそれも含めて凄いとしか言いようのないカイジには頭が上がりません。
頭も良く、閃き、運もあり、人にも優しいというこれだけのポテンシャルがありながら、彼は土壇場にならないと本領を出せないタイプなのでしょう。
いつか兵藤と帝愛グループをやっつけてほしいし、それが出来るのはカイジだけだと思います!
絶対に、このジャンルの漫画にはハマらないと思ってました。
そして、絵柄がどうも合わないような感じがして。タイトルは知っていたのですが
今まで全く読んだことがなかったのです。
しかし、こちらで読み始めて、止まらなくなりました。
単なる「賭け事」の話ではなく「人生」そのものの話。
誰にでも思い当たるようなことがテーマとして描かれています。
人生は、勝負の連続。弱気になって勝負しない、という状態が当たり前になっていました。
人間、運も「勢い」も自ら勝ち取っていくものだと、心の底からエネルギーが沸き上がりました。
宝クジやルーレットのように運任せの賭事(とじ)に対し、麻雀やポーカーなど賭ける者が主体的に勝負結果を左右するのが博戯(ばくぎ)。
知恵をふり絞り、欲望を制御し、全身全霊で勝ちを取りに行く。人間の本質が剥き出しにされ、人間性の全てが試される。
そんな博戯の醍醐味、魅力と、危険性を垣間見る事の出来る作品である。
知的ゲームとスリリングな冒険を好むタイプには、是非一読して欲しい。
カイジの面白さは読みながら一緒に戦略を考えている気になって一緒に窮地に追い込まれてもう打つ手が無いんじゃないの?と思わされるところです。自分の中でギブアップを認めたくないその時にカイジが次の一手を捻り出してくれるヒーロー感がたまりません。結果的にカイジに頼るのは悔しいですが頭の回転では圧倒的にカイジの方が上なので読んでて逆に心地よいぐらいです(笑)
映画で初めてカイジを見て、原作も読んでみました。
なんというか、本当に人の欲の部分を知っているなぁ。と(笑)
色んな名シーンありますが、めちゃくちゃ地下労働した後にキンキンに冷えたビールを高額ペリカで売りつける手法、、あれが1番印象に残ってます。
性根はクズなのに勝負事になるとめちゃくちゃ頭が良くなるところとか大好きです。
ギャンブルというジャンルにおいて、あまりにも有名なタイトルですが、50話無料だったので久々に読みました。主人公程とはいきませんが、堕落していた若い頃を思い出します(笑)
ただ、週間連載時は話のテンポに辟易しましたので、一気読みすることをオススメします。
福本漫画の代表作。カイジシリーズの初編になります。命や大金を賭けるギャンブルの数々、血湧き肉躍るような展開、主人公カイジの機転や才能、カイジと登場人物達との人間模様、などが見どころ。
画力の低さは否めませんが、それをカバーして余りある面白さが詰まっています。
高校生の時にカイジに出会って福本を知りました
最初は絵は下手やし書き文字はキショいしなんやこれおもんなって思ってたけど、何故かスラスラ読めて、いつの間にかハマってました
カイジだけじゃあなく、アカギ、クロサワ、金と銀など面白い作品は沢山あります
映画はまあまあ面白かったくらいだったので原作も期待せず読んだらめちゃくちゃ面白い。
映画は一番面白い地下労働が全く描かれていなかった。エスポワールの話も映画とは全然違ってめちゃくちゃ長くて面白かった。原作とアニメでハンチョウが好きになりました!