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少女の頃から過酷な生活。幸せに!
メリアは魔力も持たない、精霊の宿っているものを感じることができない女の子。お祖母様だけが唯一の理解者で、暮らしてきた。お祖母様が亡くなったあと、メリアの一族を引き取ると精霊が宿る魔道具が見つかりやすいと聞いていた方が引き取ったが、そこではメイド以下の食べるものもろくになく、掃除などの仕事ばかりやらされていた。ただ、メリアには森にまたは庭に落ちている枝や小石など、とてもピカピカに光って綺麗に見えるものがあり、それを集めていた。宝物として。でも、普通の人から見ればガラクタなので、この家の娘から嫌がらせをうけ、折られたり壊されてしまった。そんな枝や石たちをお墓と称して埋めていたところ、ある国の王女に使える方に出会う。その方は、メリアが宿ったものを集めていることがすぐ分かった。こんな石を探していると、絵を見せられた。その石は、お祖母様から貰った石。大好きなお祖母様の遺品と、王女の病を治す力があるというこの石。2つの思惑の中で揺れるメリア!
きっとここが幸せになるかならないかの分岐点なのね。とても楽しみです!
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