4.0
痛烈な現代への風刺
この世界では、時間をかけて洗脳し、食べられることを幸せだと感じさせる。役に立たない、たつことができない人を差別し、攻撃する事を正当化する。
主人公はおかしいと思うが、このストーリーの世界では、主人公の方が異端。
まるで、現代社会を見ているようです。
前回の食糧人類は鳥豚牛などの食肉加工の闇を例えているようなイメージでしたが、今回はここ数年の567時代を風刺しているように感じるのは私だけでしょうか。
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この世界では、時間をかけて洗脳し、食べられることを幸せだと感じさせる。役に立たない、たつことができない人を差別し、攻撃する事を正当化する。
主人公はおかしいと思うが、このストーリーの世界では、主人公の方が異端。
まるで、現代社会を見ているようです。
前回の食糧人類は鳥豚牛などの食肉加工の闇を例えているようなイメージでしたが、今回はここ数年の567時代を風刺しているように感じるのは私だけでしょうか。
前回の話のパラレルワールドかと思ったら、宇宙人が次善の策を用意していた近未来の話だった。
宇宙人により洗脳された人類。
そんなすぐに全人類を洗脳なんて出来ないだろ
って思うけど、考えてみたら日本国民は戦国時代もそうだし明治大正昭和の初期は、主君のためにお国ために戦って死ぬのは名誉だと思ってたいた。
それが戦争に負けて占領されるとすぐに、戦闘民族大和の民が真面目が取り柄の平和ボケ国民に変えられてしまっている。
だからこの話も納得の内容。
これからの展開が楽しみです。
前作からずっと未来の話。
すっかり洗脳された人類は、自ら食べられることを強く望み、たくさん産んでたくさん「出荷」することを名誉だと言う。
でもその中には、おかしいと思う人類も存在して、それが主人公の天沢くん。
不思議なクラスメート帆秋や元管理者だった榊、幼馴染みで想いを寄せているゆずと抵抗を始める。
【天人】と崇め奉られている生物は前作から姿が大きく変わり、一体どれほどの年月が流れたのか…
しかもその天人の骸を人類が食している!!
懐かしいあの二人も登場します。
前作を読んでいたので期待して購読しました。
期待の通りグロい、そして辛い。
まだ肉体的なグロさは少ないけど狂気の世界過ぎてメンタルやられます。
好きな人が死んじゃうかもって辛いよね、そして狂気に気がついてしまうのも辛い。
先が気になります。
このような展開になるとは、全く想像していませんでした。
また続編も出てきそうな、このまま終わりでいいような、読んだ後に、長編映画を観たかのような爽快感さえありました。
グロい表現もありますが、それを凌駕する内容展開に引き込まれました。
後半になるにつれて、その登場人物それぞれの背景や想いも丁寧に描かれていて、どの人物にも共感すべき所があり、涙ながらに読みました。
スケールが非常に大きくて、考えさせられる、そんな作品でした。
私も少数派な方で、うまく生きて行かなきゃと決心して過ごしているところです。このお話自体はもっと深刻な状況で、この世もここまではいかないだろうと願うばかりです。しかし、多くの人々が洗脳に対して意外に無防備であり、本来の自分の魂からの声に耳を傾けている人は稀だと思います。流されて、受け入れて行く…大多数がそのようにして、全体主義や共産主義が養われていくと思っています。
このストーリーは、何と言っても、ど迫力の絵力!!なんでこんなことになるのか?とても魅力的なストーリーです。
最初はただ気持ち悪い謎の生物がひたすら出てきたのが苦手だったけど、そこを我慢すれば友情物語でラストもすごくいい終わり方だった。
続編を匂わす感じですが
今のところ登場キャラ等には続編っぽい
キャラは居ないので
前作の食糧人類を読まれていない方でも
読めるところが良いトコロ。
前作を読まれている方は
進化したアレや所々に隠されている匂わせを
探す楽しみがあるので
コマを注意して読まれる事をオススメします…。
天人に食われるために出荷されるのが当たり前の世界。主人公はそんな世界に異常性を感じる。初っ端からカルトグループのような気持ち悪さがぷんぷん。そして前作以上のエグさ、狂気。よくこんなこと思いつくわ。今の社会情勢への皮肉も強烈。前作のナツメと山引っぽい二人が出てきていた。