3.0
荒れる
「鉄鍋のジャン!」に登場した五行導師の若かりし香港時代を描くスピンオフ。
子どもの頃、本家の「鉄鍋のジャン!」が大好きで、中でも「五行導師編」は屈指のお気に入りだった。
そうそうたるメンバーを誇る醤の敵役の中でも、五行導師が一番好きだった。
あの穏やかな笑顔の禍々しさと、生命を何とも思っていない、邪悪というよりは、どこか達観したような超越性みたいなものは、まさに名悪役と呼ぶに相応しい。
それだけに、期待を持って本作を読み始めたのだが、どうにも五行君の底が浅いように感じたのと、あまりに絵が荒れているのが気になって、イマイチ入り込めなかった。
これならば、オリジナルの五行編を読み直した方が、余程よいかと思われる。
by
roka
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