5.0
作者買いです
こちらはある程度読み進めた上でレビューを書きたいと思っていました。
外れの無い作者なので期待値高めでスタート。
相変わらず個性豊かなキャラクターたちはそれぞれの役割がしっかりとしていて
良いですね。
メインキャラは硬派系の男性キャラが多かったので、
若干チャラく感じる軟派系ヤーマダが新鮮。
顧問のセンセーはキッショ。
ブルーは天使の一文字と似過ぎ。
キャラクターの関係性については
ヒロインがイマイチ明確に描かれていない。読み進める楽しみが、あります。
まーくんは部長を初恋と言っているがそのきっかけも弱く、
恋より、人としての憧れのように感じます。
まーくんとヤーマダは三橋伊藤のような関係より
もう少し浅めでしょうか。
幼馴染みですが、虫事件は信頼関係を築く程の出来事だったのかなぁ。
まーくんが名前も今ひとつ覚えていない、出逢ったばかりのクラスメートを不意に気にして我が身を投げ出す熱い男だということは解るけど。
ここの関係性のきっかけはもう少し掘り下げて描いて欲しかった。
今日俺、天使と同様いわゆる不良がメインどころで登場しますが
不良度はマイルドかな、と言う感じ。
破天荒な上2作と比較すると
めちゃくちゃやってる感はあまりない。
デビルと呼ばれる程でもない、という感想。
ハードルを上げすぎている故、少し物足りなく感じてしまう。
まーくんは素直で、食い下がる事も然程なく、凶悪というわけでもない感じ。
全体的に控えめかなー。
この作品と上2作の時系列は解りませんが、
コンプライアンス的に?とか
時代的な事なのでしょうか。
お話しの運び事態は相変わらずうまい組み立てとなっており、
楽しめる内容ですが、今日俺、天使だったら、あともう3展開くらい乗せてたな、と言ったような、やはり物足りなさが残る。
枝分かれを制御している印象で着地までがスマートになりすぎている。
現在40話くらいまで読んでおり未完結なので、
今日俺や天使のように
もっとハチャメチャ希望。
好きな作品は一気読みしてしまい、一瞬で楽しみを失うので
話数追加ペースでゆっくり楽しみながら読み進めたい。
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