1.0
もういい
申し訳ないけれど、「こういうの」は、もういい。
今日もこの世のどこかで起きているっぽい、現実的っぽい、酷く不幸っぽい話を、「これが現実だよね、現実って残酷だよね、リアルだよね」と言わんばかりに丸投げする作品には、本当に飽き飽きしているし、心底うんざりしているのだ、私は。
言っておくが、私は「嫌な話」は全く嫌いではない。
「ブラッドハーレーの馬車」も「ミスミソウ」も「闇金ウシジマくん」も素晴らしい漫画だと思う。
何でこんなにムカつくのか、正直、自分でもよくわからない。
多分私は、人の傷や痛みにろくに向き合ってもいないくせに、それをわかった顔で描こうとする大人が、許せないのだろう。
描かれる対象が子どもである場合は、特に。
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