5.0
クズいヤリ◯ンα×男らしい優秀Ω!
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初めて読んだ作者さん(龍華哲先生)でしたが、読みやすく面白いラブ・コメディでした。
大学でクズいヤリ◯ンで有名な、名門α家の次男・笹倉一樹(α。攻め。表紙下)の見合い相手は、人望が篤く優秀な「理想のα」と呼ばれる、いけ好かない同級生・国岡薫(Ω。受け。表紙上)。
実は、まだ発情期が来ない国岡は、Ωを証明したくて、ヤリ◯ン笹倉と婚約したという。
発情期が来たら、お役御免で婚約解消だーと、国岡にΩ修行をさせる笹倉だったが…。
2話目でいきなりの同居(同棲)展開も笑いましたが、1~5話くらいまで、がっしりゴリゴリな、性格も行動も男前ーっ!な国岡が面白く。
Ωの自覚がなくて、キリッ!と男らしい。これは「理想のα」になっちゃうよ、って。
でも6話くらいから、だんだんフェロモンが出てきて、意識する笹倉がキョドるのも面白いー!
他のαに触れても出ないフェロモンが、笹倉だけに触れると出てくる…とか、恋愛モードになってきたー。よっしゃー!
Ω度がアップするに連れて、国岡がだんだん可愛く色っぽくなっていきます。
でも、発情期が来たらお別れ!?
どーなる笹倉!頑張れ笹倉!
…と諸々ありまして、ハッピーエンド。
恋愛経験のない武骨な国岡も、遊びはいっぱいしても恋をしたことがない笹倉も、初恋同士で不器用この上なく、可愛い。
番外編のΩの巣作りが、国岡らしくて、ブホッ!
2人の相談役で力になってくれた、笹倉の従兄の仁科朔夜は、スピンオフの『偏愛ラブアンドヘイト』の主人公です。
興味のある方は、そちらもぜひ。
星は4寄りの5で。
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