5.0
これは凄い
絵柄が好みわかれてしまいそうですが、それを越えても尚あまりある素晴らしい内容に心震えます!是非食わず嫌いしてる方も一読頂きたい作品です!昔の時代はこうだったのか…といった他人事でなく、現代においても常識とされる事への疑問やら迎合やらを抱えてる者には刺さる台詞がバシバシきます!知識欲に一度は燃えた事があるなら彼らの闘いにグッとくると思います!オススメ!!
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絵柄が好みわかれてしまいそうですが、それを越えても尚あまりある素晴らしい内容に心震えます!是非食わず嫌いしてる方も一読頂きたい作品です!昔の時代はこうだったのか…といった他人事でなく、現代においても常識とされる事への疑問やら迎合やらを抱えてる者には刺さる台詞がバシバシきます!知識欲に一度は燃えた事があるなら彼らの闘いにグッとくると思います!オススメ!!
まず構成が斬新。決まった主人公が居てる訳ではなく、中心人物は世代世代で変わっていく。世代が変わるというのも、天動説を否定して地動説を流布させるためには一代では到底できないから。
ただ決してジョジョのように、世代ごとの主人公が勧善懲悪でラスボスを倒すという感じではなく、その時その時の主人公や登場人物の思いで天動説が覆されていく。
最後まで読みましたが、読んで損は無い作品です。
今出てる分全部読みました。
本屋とかでも気になってて、でもなんとなあく難しいイメージがあって手に取ってなかったけど、いざ、気合い入れて読んでみたら一瞬で読み終わってた。
こんなに主人公が死んでく漫画あまり無いけど、そのおかげでなんとか、なんとか繋がってく地動説にどれだけの人が夢を抱いたのか…重い内容も多々あったけど本当に感動する。
本音言うと途中で、登場人物の名前が誰だっけ!?てなった(笑)相関図書きながらだと理解しやすかったかな!もっかい読みます。
読む人を選ぶ作品だと思います。
サクサク軽く読み進めるタイプでなく、登場人物の緊張感ある問答が物語のメインです。
荒削りな画風や暴力シーンがありますが、ぜひ一巻読んでほしい。
地動説という一つのテーマを用いて、真理を追求する情熱をもつ大切さ、近視眼的になりすぎず矛盾を受け入れる寛容さを伝えてくれるバランスの良さが秀逸。
地動説というとガリレオ、コペルニクス。
と安直に固有名詞が思い浮かぶが、研究や成果が世に出るまでの名もなき偉人の闘い、葛藤、その周辺の人々にスポットが当たっているという斬新さ。また、そこへのリスペクトが感じられます。
善と悪に完全に世の中が分けられれば、そんなにわかりやすい事はないですが、実際は単純じゃ無い。登場人物たちが命がけで行動する中で、行動の信念に対して[迷って、きっと迷いの中に倫理がある]。という言葉も飛び交い。なかなか秀逸です。
宗教だけが正しいと、こんな酷いことが天文学を学びたいと思う人達にされていたとは…。少しずつ夜空を観察し得たことを、残すことも許されない。ましてやスパイが子供から大人まで、四六時中見張っている感じ。そんなに宗教が偉くて、自然科学の世界は神が作っているということにしたいのか…。ガリレオが宗教裁判で裁かれたとき、「それでも地球は回っている」と答えたことは有名だけど、一般的にどんなことをされたのかなどは、伏せられているからね。一気に読んでグッと心を掴まれました。
今では当たり前に誰もが知っている地動説。
それを研究することさえも、禁じられ、天道に背くといわれ、むごい罰則を与えられる時代があったなんて信じられない。
目を焼かれたり、自分の大切な人が酷い目にあってでも、諦めずに証明しようとした人たちが少しずつ、命を削って紡いだ事実があるからこそ今があるのだと。
私だったら怖すぎて、できないとも思う、でもこの人たちには見えるべき未来や天命があったのだろうか。
現状に甘んじず、問題提起し、過酷な状況でも先のことを見据える人達がいるからこそ、時代はつづくんだなと。考えさせられた。
あぁもう表紙からして恐ろしい。作品の内容を暴露するような画。とにかく面白くて怖くて面白くてたまらないです。
命を掛ける知識欲。積み重ね続ける宇宙の、地球の、
人間の在るべき姿の研究と記録
地動説 天動説 真っ向から対立する
それぞれの“真理” “夢” “希望”
人間の命が一つの真理の為に、
受け継がれるが為だけのモノのように感じ取れてしまう部分は本当にゾクッ…とせざるを得ない。そして意図も容易くなかったモノにされ続ける尊厳や命を目の当たりにする時も。
人間がどんな思考を抱こうと何をしようと、人間を生まれさせた このどデカい宇宙の中の地球は、ずっと在るがままに在る。
あ〜〜………ちっさいよなぁ、人類…
とりあえず35話まで。
今まででは当たり前の常識・地動説。昔は天動説が常識だったことは知識として知っていましたが、当時は地動説が異端であったこと、異端を追求するということはどういうことだったのか、をこちらの作品で知り、幾人もの人が人生を賭けて紡いできたことなんだと理解。淡々と進んでいるようで、物事一つ一つに歴史があり、本当に壮大なテーマがあって、何となく身震いしちゃう気持ちになります。ちょっとさらーッと流れてる感じが個人的に☆−1でした。
長い長い時間をかけて、地動説が異端として処刑された時代から世に認められるようになるまでの、何世代?にもわたる物語です。
物語の中心人物は世代ごとに交代していき、それぞれの人物に違うテーマ(夢や困難)があります。
最初は少年、決闘士と牧師、女性、遊牧民族…性別や年齢、出自、環境、様々に違う人が紡いでいく、地動説の物語。
地動説が正しい(正義)、旧体制側(悪)という単純な物語ではなく、それぞれにその時代を自分が信じたものの為に戦い、必死に生き抜いた人々の連続するお話しです。
知と血と地が混ざり合い、人々の思いがぶつかり合うのを、地球は回りながら無情に見つめている、そんなお話しです。