4.0
後半のスピンオフの方が、面白かった。
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『不器用な白衣の脱がせ方』『さみしがりやの抱き枕』などの、白松先生。
今回は、表題作と、そのスピンオフの2本立てになってます。
個人的には、後半のスピンオフの方がオススメですが、好みはそれぞれだと思うので、いろんな方の意見を聞いてみたいです。
以下、ネタばれです。ご注意ください。
1~11話「room」
ゲイの守屋(受け。表紙左)は10年前の高校生の頃、初恋だった辻村(攻め。表紙右)にキスされそうになったことがあり、ずっとノンケの辻村を忘れられず。
その辻村が、偶然中途採用で同じ会社に入ってきた。
守屋の大学の先輩でセフレの、御曹司で常務の七宮(攻め)は、「初恋が忘れられない」と泣きついてきた守屋を抱いてから、実はずっと守屋が好きで。
守屋が辻村にフラれて、辻村を忘れられたらいい…と、2人を密室に閉じ込めて、出たいならーと、どんどんエロ指令を出します。
(この辺が、ワガママし放題のお坊っちゃまの発想(笑)。犯罪だからねーっ。)
ところが、七宮の予想に反して、次々とクリアしていく2人。しかも、何かいいムードになってくし。(笑)
結局、時の氏神になってしまった七宮でした。
12~17話「another room」
前話のワガママ俺様の常務・七宮進(受け)には、年下の幼なじみの秘書・宗吾(攻め)がおり。
守屋にフラれて、ヤケになって遊び回る進に、「だったら俺ではダメですか。俺はずっと進さんが好きでした。」と宗吾が告白し、面白くなって相手になる進。
しかし宗吾は、進を抱きたいタチ希望で…。
ずっと片思いしてきて、やっと進とエッチが出来るのに、タチは譲らない。抱く気満々の宗吾が、ツボって笑っちゃいましたー(笑)。
進がバリタチなのを、見て知ってるはずなのに。(笑)
絆される進も可愛くて、話はシンプルですが、自分はこちらの話の方が面白かったです。
主従ものは、やっぱりいい。(笑)
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