GATAPISHI

- タップ
- スクロール
- 作家
- ジャンル
- BL漫画
- 出版社
- 祥伝社
- レーベル
- on BLUE comics
- 配信話数
- 全12話完結(50pt)
- タグ
あらすじ
「僕のこと好きならキスしてよ」――仏教系高校の入学式の日。阿野は、美しい同級生・瑞泉に恋をした。思い溢れた阿野が告白したら付き合えることに! 寺の息子で気難しい瑞泉は、阿野を本気で好きなようには見えないが、ご本尊の前で突然キスをねだってきて…!? さらに意外な阿野の反応は――!?仏の教えと愛欲の狭間で本当の恋を探す思春期ラブ。
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みんなのレビュー
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やや重めでシリアス、でも嵌まるとハマる。
ネタバレありのレビューです。表示する
試し読みの絵で一目惚れで、一気読みからの3回読み返しでした。
正直、絵は一定してない感じもあって、失礼ですが上手な絵ではないかも。でも、惹きつけ魅せる絵だと思います。
ストーリーは、やや重めでシリアス。なので、これまた失礼ですが、万人受けしなさそう。でも、自分にとっては出逢えてよかった、余韻の深い読後感でした。
仏教系の中高一貫校に、外部入学してきた高校1年の阿野は、天然で裏表がなく人に好かれる漢(おとこ)。
寺の息子で美形な同級生の瑞泉(表紙の人物)に一目惚れするが、瑞泉はキレやすい変人として、遠巻きに敬遠されていて……。
直接的な抹香臭は無いけれど、阿野がいい僧侶になりそうなポテンシャルとか、説話オーラを感じる台詞とか、宗教を嫌ってるのに舐めるなと怒る瑞泉とか、全体的に寺モノだなーという感じがいい。
距離と気持ちが近くなっていく描写は、どれも繊細ですが、個人的には9~10話が感慨深かったです。
瑞泉の家で阿野が一緒に夕食を囲むシーンで。阿野が仏教に興味があるなら、いつでもおいでと言う父親の住職に「阿野は俺とヤりたくて/坊主になるとか言ってんだよ/見当違いの/善人ツラはやめろ」
父親は動せず「友雪/その話はしていいと/阿野くんは言ったのか/ひとの人生を/思いやりなさい」と。(9話)
すごい人格者な僧侶なんだろうけど、ぐれて反抗する瑞泉の気持ち、分かるわ…。(後で瑞泉は「あの人/向いてねぇよ/親やるの/ふふ」と。)
10話は、さらに凄かった。神回だと思います。名台詞がいっぱいなんですが(ぶっちゃけ泣きました)、2人がしゃかんで無言で抱き合い、夜空に星が流れる絵が、最高でした。
エロは最後に少しだけ(気持ちが伝わるいいい感じでした)。エロとかBLとかの枠を超えて、人間とは絆とは愛着とは…と悩んだ青臭い黒歴史がある方(自分も含めて)は、ハマると思います……照れるわ。
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