5.0
ほんわかなのに、切ない
とってもほんわかした画風で可愛らしいのに、内容はとても切ない。
ストーリーで描かれる『残る命の時間』は、死神の山田さんだけでなく、私達人間にも平等に訪れる苦悩。
仕事・人生・やりたいこと・自分の残りの時間…
主人公・死神の山田さんを通して、自分の仕事や命を見つめてしまうシリアスだけど、愛しくてキュートな作品です。
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とってもほんわかした画風で可愛らしいのに、内容はとても切ない。
ストーリーで描かれる『残る命の時間』は、死神の山田さんだけでなく、私達人間にも平等に訪れる苦悩。
仕事・人生・やりたいこと・自分の残りの時間…
主人公・死神の山田さんを通して、自分の仕事や命を見つめてしまうシリアスだけど、愛しくてキュートな作品です。
かわいい絵なのに、中身は深い!余命宣告された死神さんが、自分の仕事や人生、家族に向き合って行くお話。余命宣告される話は昔からあったけど、これは今まで亡くなる人間の魂を狩っていた死神が主人公だからこそ、話のなかで死というものが二重構造になっていて話に深みが出ています。とはいえキャラクター造形はコミカルで可愛いから、深刻になり過ぎずに読んでいけます。個人的にはちょっと昭和チックな部長が好きです。実家のお母さんも、里帰りあるあるな事しててかわいい。
死んだ人の魂を回収するお仕事の死神:山田さんが、不治の病で余命半年と宣言されてからのお話。
死神年齢300歳(人間の30歳)。一般的に仕事に、恋に…いずれ家庭を…と言う未来を想像する頃にいきなりの余命宣告。
その後の山田さんの心の葛藤や、死ぬまでにやりたいことを考えると姿とか、色々考えさせられるお話です。
誰もがいずれ迎える死について…重たくなりがちなお話ですが、死神と言う設定なのと、キャラクターの絵柄で、変に人間の顔でないのが良いのかも…って思います。
無料30話になっている今、是非、無料分だけでも読んで欲しいです。
最初に謝罪しておく。
以下に述べる内容は全て、私の性格が捻じ曲がっていることに由来するものであり、漫画に責任はない。
申し訳ない。
私は、「余命○○」という設定が、根本的に好きではない。
だったら読むなよ、という意見はごもっともなのだが、死神、というトリッキーな主人公に惹かれて、思わず読んでしまった。
結論としては、まずまず楽しめたのだけれど、「余命○○アレルギー」の私はやはり、イマイチ入り込めなかった。
やはり、「余命○○」という設定だけでもう、私は駄目だ。
繰り返し、素直な心をどこかに置き忘れて大人になってしまった私は、「そんなの感動するに決まってんじゃん」と思ってしまうからだ。
他の作品名を明示するのは避けるが、例えば「○日後に死ぬワニ」とか、タイトルを聞いただけで、「ハイ反則ー」と思う。
いや、感動はするよ。
私とて人の子であるから、余命○○の人やワニが死に向かいながら生きているのを見て、感動はする。
ただ、そういう感動が、私は嫌いだ。
ひとつは、感動の押し売りをされているような気分になるからだ。
二つ目は、そんな、どういったって感動するしかないような設定に頼って、恥ずかしくねえのかよ、と天邪鬼なことを思うからだ。
三つ目は、余命を知って日々を慈しむ、という構図自体が、そもそも嫌いだからだ。
これは、図式としては、恋人を失ってから「失って初めて気づいたよ」系のことを言う男に似ている。
私はそれが、大嫌いである。
そんなもん、先に気づいとけや、とほとんど憤怒すら感じる。
そういう人間にだけは絶対にならないと決めて長い間生きてきたから、これは、変えられない。
別に余命を宣告されようとされまいと、私たちは皆、緩やかに死に向かっている。
それを、いついつがリミットですよ、なんてわかりやすく示してもらえないとクリアに生きられないなんて、ちょっと残念すぎないか。
大切なのは、残り少ない命を知ってどう生きるか、ではなくて、どれだけ残りがあるかわからない命をどう生きるか、ということなんじゃないの、と、私なんかは思うのだけれど。
一言、人としてどのようにいきていくのか!?
を考えさせられます。
自分に置き換えて考えてみれば、
とてつもない❗後悔と不安が襲い❗
そして、なにも手に付きそうにないです。
死神さんは強くて、優しい。
こな、ものがたりを通し人生とは何かと
考えさせられます。
自分は、まだ生きて暮らしたいけど
いつかくる時を回避することができない。
それまでに何をするのか。
悔いがないようにいきたい。
15話までの無料配信を一気に読みました。100日後に死ぬワニみたいだと思いましたが、違うのは、本人が自分の余命を知っていること。私の亡き父も、不運にも医師の不配慮により自分の余命を知ってしまい、その後の人生は、悩みや怯え、苦悩の毎日が続きました。私自身は、父のそのような姿を見送ってもなお、自分の余命は知りたいと思っていましたが、実際に自分があと半年しか生きられないという立場になった時、果たして耐えられるだろうかと、このコミックを読んで考え始めました。この死神さんは、苦しみながらも前に進もうとしていて、その悶々としたストーリーが奥深いと思います。
ん?300歳の死神さんで、余命半年?十分の一の人間時間でいけば、体感的に半月ってこと?!そりゃ、短いわ…あれ?10倍の6年?人間時間と死神時間、どっちに合わせればいいのか、分かんなくなっちまった〜い。
それはさておき、自分の時間が限られていると分かった場合、人はどう生きるのか…そして、周囲の人々は。それをどう支えるのか…命のQOLについて、ユーモアを交えつつ、真剣に取り組んだ秀作です。
普通なら、余命は闘病生活で占められるのでしょうが、山田さんの場合は、「死神病」。目立った症状がなく、元気に過ごせる期間の多い、余命半年です。だからこそ、「どう生きるか」の選択肢が広がり、迷いが生じ、後悔が残ってしまうのです。そんな山田さんと、彼女を取り巻く人々(ヒトぢゃないけれど…)の日常を、淡々と描いている本作、ほのぼのします、クスリとさせられます、鼻がツンときます、泣かされます…。
全ての生きとし生けるものに対して、いつか必ず平等に訪れる「死」。そのときを迎えるまで、自分はどう生きるのか、どう生きたいのかを、改めて考えさせてくれた作品、もちろん星5です。
タイトルを見た限りでは内容の見当がつかず、
「可愛いキャラだけど・・・。
え? 女の子の死神? それに、余命半年って
・・・死神でも死ぬの??」
と疑問符だらけで、ともかく読んでみようと。
予想とまったく違ったストーリーでしたが、
主人公の可愛い印象はそのままで、死神という
ことを意識しなかったら、フツーのお仕事漫画
ですよね。
人間世界と同様の日常で、その中で悩んだり
喜んだり悲しんだり・・・まさに、「あるある」です。
ただし、重病で余命半年という大前提があるので、
どうしても重い話の部分があるし、お仕事の内容が
「人の魂を狩る」という凄い世界を描いていて、
やっぱりフツーではあり得ない、不思議な世界だな~、と。
これは、ちょっと文章では説明しにくいので、
自分で読んでみてください、というより他はありませんね。
ひとことで言えば、私はハマりました。
無料で10話まで一気に読みました。
読み始めて早々に、死神って寿命あるの?死神がスマホ?会社?上司???(汗)…と話の流れに乗れるのか一瞬不安になったけど、レビューでも書かれているように凄く凄く深い内容です。
中身は重く感じるかもしれないけれど、死期迫る死神さんを通して読んだ方々が何か「気付き」に気付ける事が出来たなら、人生の中身はキラキラしたものになる気がします。
他の方も仰ってますが、無料分だけでも…騙されたと思って読んでみて欲しい至極の漫画だと思います。
ゆるいイラストに「余命半年」とゆう文字のアンバランスが気になって読み始めたのですが。
思いの外テーマがそのままのヘビーなものだったので、イラストのデフォルメが救いです。
余命を宣告された主人公が自分と向き合い見つめ直すというテーマはすごくヘビー。
それでも、本当の自分と向き合う難しさや、命が消えてしまう事の切なさ、周囲の大切な人達の温かい気持ちに胸がキュっときてしまい。
クスリと笑えたり、ボロボロ涙を流しながらダラリと100話読んでしまいました。とまりません。
死神の主人公は丸っこいフォルムでだんだん愛着が湧いてきます。(飼っている猫も可愛い)
どんなラストなんだろう。きっとまた胸がキュっとなるけど温かい気持ちになるようなラストなんじゃないかなと思います。
今の自分と周りを取り巻く人達、置かれている環境、すべてが大切に思えるお話です。