5.0
結末は意外にスッキリ
ネタバレなのでご注意を…と言ってもざっくりです
千紗は幼少時から母親の内縁の夫に虐待(性)を受けていて、生きる為にいわゆるエンコー状態で成長していました。
ある日気づいた自分の演技力。
そして…女優になる…それが唯一の夢。
夢に向かって一番近い存在に対しても“女優”でいます。
その演技力たるや…ある意味本物。
関わった人の本心や企み、その人の夢もポロポロ語らせるほど。
タイトルの『女優仕掛人』という意味が分かります。
ラストですが、千紗はブレずに、誰の情にも流されることなく女優となるステップを上がっていきます。
上杉さんですが…彼は千紗の夢を実現させるためだけに頑張っていたら決別することなく、結果自分の夢も叶えることができただろうに…と思いました。
気になる方は読んでみて😉
タイトルの枕営業。率先してやっていたという訳ではなく、かといってそれを悲観している訳でもなく、幼少時からの体験のせいで若干麻痺してような感もあるので、あえてタイトルに入れなくても『女優仕掛人』だけでも良かったかもとも思います。
ラストは意外にスッキリ。
出来れば続編で枕が出来ない年齢になってからの千紗を見てみたいと思いました。
ざっくり書きで何となくネタが伝わればと思ったので分かりにくい点もあるかもしれませんがお許しを。
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