みんなのレビューと感想「夏の魔物」（ネタバレ非表示）

魔物、とは

通常の男女性の他に、Ω、α、βの性が存在する世界のお話です。

Ω（村田くん）とα（陽菜子）、βの特徴

Ω：希少数で、絶滅危惧種の扱いもある。3ヶ月に一度発情期があり、発情期の間は男女問わず妊娠が可能。（因みにΩ男Ω女が存在するので、Ω男✖️α男β男、Ω女✖️α女β女でも妊娠できる。）
α：生まれつきエリート的な素質があり、そのカリスマ性で社会的地位が高い者が多い。全てにおいて優遇され、存在数も少ない（Ω程ではない）。α女には男性機能が備わっている。
β：ごく普通の人間で、β同士で結婚が一般的。人工が一番多い。

この性質の上に成り立つ特殊な設定があり①男女問わず妊娠することが可能であること②α✖️Ωという強力な繋がり（番つがい）が存在すること※番になる方法は、αがΩのクビに噛みつく③Ωの発情期は１週間程で番いのいないαを強く惹きつけるフェロモンを無条件で発してしまう、などがある。

を理解していると、ストーリーが分かりやすいと思います。

この作品では他の皆さまのレビューにもありますが、思春期の独特な感性が巧みに描かれており、オメガバース云々だけでなく瞬間瞬間の心の動きが言葉少なに訴えかけてくるところが、個人的にとても響いています。タイトルの「魔物」の置き方も、「Ωα」だからなのか、「思春期」だからなのか、他にもあるのか色々想像させられます。課金決定な予感、、です。

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リアルな感じがドキドキする
ただ、オメガとアルファの話しなので少し戸惑った
中学生の恋愛話しとしては少し大人っぽいと思ったけど、オメガバースの世界観としてみると、思春期反抗期の欲望欲情を我慢しないでお互いにぶつけてる感じが自然体でよいと思った
村田くんの事が気になって好きになったと思っていたけど、自分がアルファだからなの！それは凄く悲しい！みたいな事を主人公のヒナコが村田くんにぶつけて、それを村田くんが受け止めるところは切なかった。
中学を卒業して別々の高校に通っている2人が、これからどうなっていくのか、凄く続きが気になります。

困惑するしかない

申し訳ない、私にはさっぱりわからなかった。

オメガバースという設定をネットで調べて、そういう世界観で描かれた漫画なのだということを一応、表面的には理解した上で読んだけれども、それでもなお、さっぱりわけがわからなかった。

わからなかったのは話の内容ではなく、「そういう設定」にする意味や意義や価値だ。
ものすごく乱暴な言い方で、一定の読者層からは総スカンを喰らう覚悟で書くが、こういう設定が作品にもたらす魅力が、私にはひとつもわからなかった。

私は終止、場違いなところに来てしまった、という居心地の悪さだけを感じながら、本作を読み続けた。
人の葬式に出てみたら、お経がラップだったみたいな感じである。
この比喩の意味がわかりますか？
私にはわからんわ。

闇のオタク歓喜

オメガの男だから行為も女側がオラオラするのかと思いきや、終始男優位で事が進んでいく。
決めつけるわけじゃないけど、よくある「男がグイグイ引っ張ったり押したりしてタジタジドキドキのヒロイン」みたいな感じ。普通にちょっと闇の深めな少女漫画読んでる感覚。
中学生→高校生という、若い子達の未熟で不安定な恋愛模様は珍しくはない。未熟さゆえの傲慢さや強引さ、そこに特殊設定であるオメガバースが絡んでかなり泥沼かも。
ただでさえ繊細な少年少女が「リバ」であるが故にもがいて、あるべき形を探して悩んで。
控えめに言ってとても好きです。

甘酸っぱい

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オメガバースなるものはよくわからないのですが、この気持ちは自分がアルファで村田くんがオメガだからなのか？という葛藤や、2人の思春期特有の性的なことへの興味や恐怖心など、リアルでとても良い。
ひなこは素朴な感じでめちゃくちゃ可愛いし、村田くんはドンと構えてて飄々としていてカッコいい。
興味はあるけど戸惑うひなこに、ちょっと意地悪なこと言いながらグイグイ行く村田くんがたまらない。笑
シンプルな絵柄で無言の描写も多いですが、そのシーンもちゃんと見応えがあるのは、作者さんの表情の書き分けの巧さが為せる技かと。
オメガバース云々への理解があれば更に楽しめるのかな？とは思うのですが、その点全く分かってなくても十分過ぎるほど面白いです。

思春期の甘酸っぱい感じだね

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オメガとかアルファとか（ベータが出て来ない）は、知っている前提で描かれているので、読み進めてもココではよく分からないので。
それは置いておいて（と他のレビューでもありましたけど）
中学生から高校生へと思春期の男の子、女の子の性に対する純粋な好奇心が、可愛らしいというか、甘酸っぱいというか。
オメガとアルファには発情期があるということで、自分の理性を上回る感情（性欲）を前に戸惑う日菜子ちゃんと、抑制剤を飲んで性欲をコントロールしている村田くんがお互いに惹かれ合う感情が恋なのか性欲なのか。
ちょっと硬派っぽい村田くんが「俺がお前を好きなの」と日菜子に言うところや、嬉しさと恥ずかしさでアワアワしている日菜子ちゃんに「したいこと言って」と甘々なイジワルしちゃうところ。
可愛いらしいとういか、こんな高校生活いいなぁと。（忖度しない恋愛いいなぁ）
村田くんは、ラフな絵柄でも、意思のハッキリとした一重の目が印象的で。いろんな表情があって無言の間も読み応えがあり。
素直にカッコいい。日菜子でなくても惚れる。
日菜子は普通っぽい子で、大人しそうな外見に似合わず、おっちょこちょいキャラと見せかけてガッツリ来ます（笑）
今後は、同級生だった子も加わって、波乱の予感が。それでも、村田くんと日菜子ちゃんを見守りたい。続話期待してます。

オメガバースはおいといて

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オメガバースなるものを初めて知りました。結果、よくわからない…調べたけどチンプンカンプン。BLに興味ないからか、その設定も特段面白いとは思えなかった。

ただ、思春期の恋愛漫画としてはすごく好き。
ひなこの、性行為に対する恐怖心と好奇心と恋心と欲望とごっちゃになったあの時期特有の感情、ああこんなんあったなぁと。
中3から高1にかけての、拙くて儚くて、でも大人になっても心にいつまでも燻っている特別な経験を、ふと蘇らせてくれる作品でした。
続きが気になるので読みます！

村田君の幸せを応援してます

αの女の子とΩの男の子の組み合わせが独特。
セリフやト書が少なく、視線だけで見せるコマが気持ちを強く写し出していて魅力的です。

ヒロインひなこに迫られた村田君の反応が、凄く男前でカッコいい！
言うべきことは言い、かつ相手の気持ちを真正面から受け止めて対応する。なかなかこんな中学生はいないよね。

恋だと思ったものが性的に惹かれてるだけなのではと苦悩するひなこ。心の繋がりをキチンと作ってからにしたい女の子と、体の繋がりに関心の高い男の子は、リアリティがありますね。

αとΩは希少な性だから、外からの横槍も入って、すんなりとはいかない模様。
村田君とひなこの幸せを心から応援しています！

正体のわからない欲情を君と。

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アルファの女の子と、オメガの男の子。アルファが女の子の場合の漫画ってあまり読んだことがなかったので、それだけでも新鮮。
そして、中3の彼ら。自分たちが相手に欲情しているのが、お互いが好きだからなのか、それとも単純にアルファとオメガだからなのか、わからずに戸惑ったりする。
異性に対する恋心と、性に対する関心。
自分のこともよくわからないのに、どうしようもなく相手に惹かれていく。その気持ちをどう表現すればいいかもわからない。
だから、沈黙のコマも多いのだけど、それがまたいい味を出している。
余計な線がない、シンプルで力強い筆致も作風に合っている。
思春期の甘酸っぱくも切ない、胸の奥が痛くなるような恋。
夏の魔物、に逢ってみたい。

早く続きが読みたい

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オメガバースのことはこの作品で初めて知りました。検索してみたけど…イマイチわかりません(°▽°)
でもとにかく村田くんが飄々としているけど、おうちのことちゃんと出来たり、ワンコに優しかったり、とても良いキャラクターというか、大好きです！
そして佐藤さんもすごく可愛い！村田くんのことが大好きで可愛い！
こんな女の子になりたかったな〜
そして、こんな恋愛がしたかった！
オメガバースのことは抜きにしてだけど。
とにかく、キュンキュンしました！
2人の子育て中だけど、夢中になって三周目入りそうです。
早く続きを読ませて！