3.0
タイトルの意味がわからず読み進めていくうちに、あぁなるほどと思いました。
読者の予測への膨らませ方はさすがな作者さんと思います。
なるほどとなると母からの呪縛の様な束縛が見えてくるのですが愛情と愛着が混ざり合い母親の身の上からの辛さも同情できる部分もありました。
父親選びは間違えてなかったのだから自身の目を信じて目の前の夫は今までそうだと思ってた男とは違うと心を少しだけでも開いてみれば違った幸せに辿り着いたと思うと美枝の不幸も環境や資質が大きく影響するんだなと怖くなりました。
自分を重ねて美花を通して幸せになりたかったであろうに美花まで不幸にしてしまったのは辛いな。
ここまでは美枝という人物のみ切り取って感じた部分です。
しかし、肝心の美花に危害を加えようとした男は結局消せなくて美花に近づく男の子や男性を嫉妬心や執着から殺める内容ってどうなん?と疑問も。
フィクションとはいえ遺族は報われないよ。
美花も何もしてないのに被害者と加害者家族になり、精神面でも壊れかけてしまい、この先救われるのかどうかよくわからない終わり方で全話読みましたがスッキリしないお話でした。
お父さんと暮らすのかな。
与えたかった愛情をしっかり伝えて支えてあげてほしいな。
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