【ネタバレあり】[小説]お義兄様の籠の鳥のレビューと感想

怖〜いけど、生まれる前からすでに女の子でお腹の子に惚れるってもはや運命？しかも9歳の子が考える事じゃないし、その行動力にも驚く。どんどん人を排除していってしまう彼の人間性ご幼少期から拗れてたとすれば納得。知らぬが仏とばかりに彼女に何も悟られる事なく結婚まで漕ぎ着ける彼の彼女に対する執着もここまで来ると潔く感じる。

そっから始まってんの！？

ヒロインに対する執着の長さが違います笑。出会ってからとかではなく、義母の胎内にいた時からという超ロングコース。中盤までＨな時シーンはありませんが、とにかくお兄様に愛されます。
ヒロインを見守り続けたお爺さんのシーンは感動ものです。

THEソーニャ

ここまで完全なサイコパスは珍しいかも？っていうくらいサイコなヒーローです(笑)巧みに言葉で人を誘導し、なんなら犯罪も平気で犯します。
胎動に惹かれる…新パターンですね。。。普通には理解できませんが、ヒーローがここまでサイコパスだと、その理解出来ないのが理解できるというか(笑)

ヒロインがヒーローを好きになってくれて本当によかった、じゃないとハッピーエンドではなくホラーになってしまうやつです。
でも執着系が好きな方にはおすすめ！これ以上ないくらい執着されます。

執着？

他の方も書かれている通りヒーローの執着の始まりがヒロインが母親のお腹にいる時からというのがなかなかない設定で、そこからずっと執着し続けることが出来るのかと少し疑問に思ってしまいました。
それ以外はすがすがしいぐらいの策略のめぐらしっぷりでばったばったとサブキャラクターが消えていき個人的にはすっきり読み終わりました。中のイラストも表紙の通り綺麗です。

義兄さま

おにいさまサイコすぎ。
産まれる前から策略を巡らせ確実に手に入れる9歳児。怖すぎです。逃げられるわけがない！アンジェは結構馬鹿な子なのに
惹かれるのか？にいさんの愛には理由がない。流石腹黒サイコパスでした。

ソーニャらしさ満載

執着愛を極めた作品にしたかったのかなと思いますが、ちょっと好みは分かれるかも…
よくある神童設定はいいとしても生まれてもいない所からと言うのはちょっと想像を越えて共感もできませんでした

ヒロインも隠されて育って世間知らずなはずなのに都合良く賢くて、でも割りとすぐ騙されるというどっちつかずな気がして、あまり魅力的には感じませんでした。

ストーリーとしてのまとまりは良く面白かったのですがキャラが浅く感じるのかな…

悪役も予想通りに動いて、何故か小物まできちんと成敗するシーンが丁寧に書かれていますが、そこに面白みはなかったです

どんどん登場させるのではなく家庭教師の先生あたりともっと深くバトルしてみたりした方が厚みのあるストーリーになったのでは。惜しいかなと思います！

清々しい程の執着お薦めです！

執着物は数有れど、生まれる前の鼓動に触発されるとは！恐れ入りました(-""-;)

義兄妹なのか血の繋がる兄妹なのか途中翻弄されましたがヒーロー曰くどちらでもいい…色々超越したヒーローです。
後半部分にヒーローの恐るべき長期間に渡る腹黒執着計画が明かされ「えー！」の連続でした。
情緒的に問題のある神童の計略に数多くの大人が巻き込まれる展開に唖然です。
十分、歪んだ愛を堪能いたしました。

イラストも素敵でした。特に９才のヒーローが胎動に触れ、にんまりするイラストにはヒャっとするもの感じました。

王太子の難しい立場の恋愛のお話、読んでみたいです。