4.0
タイトルが秀逸
曖昧、て表現が難しいと思うけど、この作品は上手に描けていると思います。
10代特有のもどかしさも大人とはまた違って、主人公のふたりが自分の中の決めつけれない感情を「曖昧に」しながら持ち続ける様子が描かれています。でも本当はお互い想いあっているのにね。少し切ない。
フルカラーですが色使いが日本とは違うのでちょっと暗い印象ですが、鮮やかすぎないのがこの作品には合っていると思いました。絵の崩れ方(ギャグ顔等)は好き嫌い分かれそう。
大人になるとこのあいまいさがどれだけ貴重かと、しみじみしながら読んでいます。
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