5.0
もっともっと、いろんな人に浸透してほしい、読んでほしいと思える作品です。
自分の限界に自分でも気づかずいるというのは恐ろしいこと。思い起こせば、私もあのときに、精神科を知ってて受診すれば、違ったのだろうかという、すごくきつい時期がありました。
このように真摯に向き合ってくださる精神科医の先生に出会いたい。苦しんでいることにすら気づいてない人がきちんと元気になりますように。
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もっともっと、いろんな人に浸透してほしい、読んでほしいと思える作品です。
自分の限界に自分でも気づかずいるというのは恐ろしいこと。思い起こせば、私もあのときに、精神科を知ってて受診すれば、違ったのだろうかという、すごくきつい時期がありました。
このように真摯に向き合ってくださる精神科医の先生に出会いたい。苦しんでいることにすら気づいてない人がきちんと元気になりますように。
精神病って重い響きだしと思って読んだけど、わかりやすく明るい感じもあり読みやすかった!アメリカだと、失恋したり、離別したり、ペットが亡くなったとかでも精神科行って話を聞いてもらうなんて知らなかった!日本人の我慢して一人で抱え込む所は、ほんとに病を見つけにくくしてるんだろうな〜
それだけじゃなく、精神病へのイメージや病識ももっと変わらないと…社会がもっと受け入れやすくなればいいな。
素晴らしい
自分も福島県南相馬出身です、震災時には第一原子力発電所に居ました
風評被害にもさらされ、ガソリンスタンドからも拒否され、そのまんまを作品にしてくれてる
それに、うちの娘は8歳の時に震災にあったのに、未だに揺れる水面を見ると卒倒する時があります。
良い精神科医に出会えず、娘は未だに苦しんで居ます。
ヨワイ先生のような方が本当に居たら娘も救われるのかな
68話まで読みました。
躁鬱、PTSD、摂食障害、パーソナリティ障害、アルコール依存症、産後うつなど色々な精神疾患の患者さんが登場して、症状の勉強になります。
毎回精神科医の弱井先生の優しさが滲み出る診察に心温まります。
そして色々な人の支えがあり人は成り立っていて、決して1人では生きていないんだなと思わされます。
先生の過去の話がまだ明らかになっていないので気になるところですが…
弱井先生のような先生がいればいろんな人が救われるだろうなと思う作品です。
ネタバレ注意です。
実際の精神科医はこんなに暇じゃないとは思う…。でも大切なことをたくさん言ってくれてる気がする。
中でも「微笑みうつ」「大人の発達障害」のストーリーがよかったです。
~微笑みうつ~
弱井「ここからはbabystepでいきましょう。いきなり仕事に戻ったりするのではなく小さな活動をひとつずつこなしていく方法です。朝まで眠れたら花マル。着替えられたら花マル。歯磨きしたらまた花マル。マルを貼るたび自分をほめてあげてください」
弱井「「そんなことの」積み重ねを自分の目で確認していくことが自信の回復につながるんです」
弱井「体は今エネルギーが空になった状態です。ひたすら休むことで力を蓄えているんです。好きなだけ寝かせてあげてください」
弱井「一度うつになったあなたはもう元の自分には戻れません。元の藤木さん(患者名)には無理があったからパンクしてしまったんです。これからは新しい自分を見つけなくてはいけません。やりたいことができるようになったら次は何でもいい。誰かのお願いを聞いてあげてください。そうやって少しずつ取り戻すんです。藤木さんが自信とともに奪われてしまったものを」
弱井「今日調子がいいから明日も大丈夫に違いないという考えは禁物です。調子がよくなったり悪くなったりを繰り返して回復していくんですからね」
女の子「大丈夫。このお花はえらいんだもん。誰もお水をあげなくても誰も見てなくても1人で頑張ってちゃんとキレイに咲いたから一番えらいんだよ」
藤木(患者)「「新しい自分」はいつかどこかに置き去りにしてきた本当の自分のことだったのかーー」
~大人の発達障害~
弱井「成人後に発達障害と診断されるほとんどは発達の特性を持ちながらも子供の頃はなんとかやり過ごしてきた人たちです。それが大人になって生活範囲が広がったことで対応しきれなくなり大きなストレスを抱えるようになるんです」
弱井「心の底から楽しいと感じることにはしっかり時間を使ってくださいね。普段多くのストレスを感じている発達障害の人たちにとってやりたいことをして満足する時間はとても大切なんです。意欲や自尊心を守るためにも」
弱井「…お母さん。幸せも苦しみも結局は主観です。真美さん(患者名)が苦しいと言えば苦しいそれがすべてーーそれがたったひとつの真実なんですよ」
昔に比べて精神的疾患が多いか少ないかなんて、単純比較はできないかもしれませんが、医学の発展とは反比例的に明らかに色々な疾患に名称がついてクローズアップされています。摂食障害は、妹がかつて、なったことがありひどいときには高校生で30キロ前半ということもありました。そのときにこの漫画に描かれている先生のような人がいたらもっと早く完治していただろうな、と思います。
万人が他人事にはできない分野の疾患を丁寧に取り上げてくれています。
精神科の開業医をしている弱井のもとを訪れるいろんな患者のエピソードを中心に描かれており、自分や周囲の人のストレスや精神疾患、人格障害、発達障害などの理解の入口としてとても参考になっています。
特に今回は大震災後のPTSDの話を再読中…
なんとか命は助かっても、これからまだまだ精神的に辛い状態は続くと思います、どうか少しでも救われますように…
素人にはなかなか入りにくい精神疾患の世界の入門書とも言えるでしょうか。先生が隠れた天才とか、昔の恋人の悲しいエピソードとか、はたまた精神疾患は心が弱いからとか、心が弱いままで生きていける社会がいい社会だとか、そういう余計なストーリーの潤滑油のような仕掛けはさておき、専門的な知識へのアクセスが容易になります。パニック障害なんてすごくハードルの高い領域ですし。
さまざまな病気のことがわかりやすく描かれていて、本当に勉強になります。もしかしたら自分の身近にいる人も、自分では気づいていないだけで同じような症状を持っているかもしれない、と思わされます。日本ではまだまだ異常者みたいな目で見られがちですが、心の病はもっと自分達の身近にあって、もっと気軽に精神科に行けるような環境になればいいなと思います。
久々にしっかり読ませる物語を拝読。
よわい先生、本当に安心感のあるお医者様で、病気になったらこの先生に診てもらいたいよね、と思わされました。
先生の過去も色々とありそうで、無料分ではほんの少し見れた程度。
気にはなるけど、中々しんどそう。
続きも気になるけど、重いも多いです。最後は患者さんが笑顔になるけど、そこまでは重厚。
また時期を見て、読みたいかな、と。