【ネタバレあり】[小説]愛に堕ちた軍神のレビューと感想

圧倒的な世界観

この作者さんの作品は初めて購入しましたが、寝る前に読んで後悔…余韻でなかなか眠れませんでした(笑)

正直TL小説の枠を越えてるんじゃ…と思うくらいの内容の濃さです！恋愛だけの甘々ラブラブなストーリーではないので、そういうのを期待して購入しない方が良いです。でも小説としては神や女神などのファンタジーの中に愛憎、生き方を考えさせられるような、重く実のつまった内容で、ポイント以上の完成度だと思います。よく練られた、さすがプロの作家さん！て感じの作品です。

様々な人が亡くなり、もしやヒーローかヒロインも死んでしまってバッドエンド！？と途中で不安になりましたが、一応ハッピーエンドです。

ヒロインの出生の秘密も重いですし、ヒーローに課された役割も重く切ないですが、二人のお互いを強く思う気持ちに心を打たれました。二人が末永く仲睦まじく過ごしている番外編なんてあったら素敵だなと思いました！

ラストはモヤモヤ

レビューが高評価なので読んでみました。
全体の世界観などはスゴく良くできてて、どっぷりはまってしまいました(^^;
誰が味方で誰が敵と通じてるか？裏の裏をかく政略に驚いてばかりです。
ただ、ラストのヒロインの不妊で血が途絶えると言う結末はモヤモヤしました。
作り手としては、歴史的にはそうした方がいいかもしれないけど、今、現実に生きている二人は深く愛し合っているのに実を結ばないと言うのが可愛そうかなと。
虚構のお話だからこそ夢のあるラストで救われたかったかな。

読み応えあり

他のレビューにもありましたが、ダビンチコード、ジャンヌダルク混ざってませんか？っていう気もしなくはないです。でもお話は良くまとまっていたと思うし、登場人物とそれぞれの思惑も納得できました。最後まで一気読みした後、また読みたい一冊でした。

ちょっと難しかったかな

神話のような感じで始まり、そのまま終わったという感じがします。
このお話には、登場人物もたくさんいるので、誰が誰だかわからなくなって、戻って読んだり…
好き嫌いがハッキリする内容だと感じました。
絵はとてもエロチックでした。

面白かったです。
なんだかキリストとマグダラのマリアの逸話とダ・ヴィンチ・コードの話が混ざったような内容でした。