【ネタバレあり】九龍ジェネリックロマンスのレビューと感想

謎が深い

平和な恋愛ものかと思ったら、ただならぬ空気が読み進めてくうちにジワジワ攻めてくるストーリーです。
謎だらけ、登場人物も街も、配信分は全て読みましたが、気になる終わり方でもうすぐに続きが読みたいです！！！！
錯覚か現実か、目を疑うシーンがよくあります。
不気味なのに怖くない。
読んでいると、レモンが微かに香る爽やかな風に包まれてる感じがしてくる漫画です。
個人的な主観なので、伝わらないかもしれないけど（笑）

九龍を

知っている人も知らない人も、その街の魅力に引き込まれる
不思議な魅力を持つ作品。まさに「混沌」＝カオスな街を舞台
に、時間軸も前後し、人も複製される！？そんな複雑な物語と、
香港独特の湿度、雑踏感、ちょっとレトロな雰囲気の中で、誰
もが訳アリな人生を生きている･･･。恋愛物語でありながら
ジャンルレスな感じがたまりません･･･。まだ明らかにされない
工藤さんの「真実」、ジェネテラの真実、楊明の過去やグエン
のその後･･･伏線ありまくりで今は謎が謎を呼ぶ展開！面白い
です～、続き早く読みたい～。個人的には工藤さんの時折見せる
陰のある表情が切なすぎる。少し昭和感の漂う絵柄も好みです。
紙媒体を買ってしまいそうなぐらい、香港がリアルに描かれて
いて今すぐあの街へ行きたくなります･･･

面白いような雑多というかごちゃごちゃした町の空気感、人も物もなんだろう、古いような新しいような渾然一体という言葉しか出てこない。
九龍という地名だけだと中国だと思うが、それすら本当に？と思うほど、時代設定も謎。
ヒロインの過去すら謎であることにヒロイン自身が途中からようやく気づく。
この謎がどう解けていくのか気になるところ。

ヒロインは雰囲気のある人で好き。優しいしシャイだし大人だし、どこか悲しい影と共に淀みのない風を感じる。
それだけにムダに身体の線を強調するような意図を感じる絵面を描く作者にイライラする。ファンサービスのつもりならそんな下世話なサービスは要らない。いろんな意味で昭和感を出したいのか？ストーリーに関係ないと思うけど。
そして男性が昭和的にヒロインをからかったり笑ったりするのが不快。セクハラやモラハラをしつこくしないで欲しい。

今はなき魔窟、九龍城砦が舞台というのにひかれて試し読みし始めました。
かつての九龍でのお話かと思っていましたが、人工地球が建設されているということは近未来の設定なんでしょうか。
時代設定等、読み初めたばかりで謎が多いですが、魔窟と恐れられた城砦の内部での、活気溢れる人びとのごく当たり前の日常が描かれていて、どこか郷愁を覚えます。

とりあえず17話まで。
今は無き九龍城を彷彿とさせるこの作品の世界観、混沌というより雑多、なのにノスタルジックでものすごく好み。単なる恋愛ストーリーかと思ってたので16話までだったら☆４だったけど、17話でいきなりミステリアスになり☆５になりました。まさか時間軸まで絡んでくるとは…この先が楽しみで仕方ないです。

映画みたいな漫画

懐かしいのと恋が一緒。
その言葉ハッとします。
読みすすめていくと情景が浮かんできて映画をみているような漫画です。
作者さんが作りこんでる設定に脱帽。
初めから付箋がたくさんありますね。
読み進みたくなる大人の漫画です。

コミカルな一面にツボ

眉月先生の作品をいくつか読みました。
全く知らない九龍。凝縮された世界での恋模様にわくわくしっぱなしです。
読み進めて、ジェネリックというタイトルが脳裏を過ることがあります。
どんな風に主人公の未来が開くのか、とても楽しみです。

以前、九龍の存在を知ったときこの世のものかと驚き、その異様な外観や妖しい雰囲気に圧倒されました。今は既になくなっていて実際に見ることはできないのですが、この漫画から往時の熱が伝わってきて、少し懐かしさを感じさせる絵のタッチも好きです。

どんどん引き込まれていきます！

最初妙齢男女のほろ苦くて甘くもある恋愛ものなのかと思ったら、、そんなんじゃないです。何か違和感があるかなぁと思ったところからどんどん物語に引き込まれていきます。まだ途中ですがどこまで課金していくか自分でもわかりません。

いい意味での裏切り。

恋愛だけどSFミステリーものでもあります。恋愛だけで展開するのかな？という当初の予想を裏切って、先が見えないのでスリリングです。ただの恋愛ものと敬遠せずに、ぜひとも2冊くらい読んでもらいたい作品です。