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身分って…‥
本当に昔の王侯貴族は政略結婚が当たり前で、なかなか想いを秘めた異性と添い遂げるなんて事が出来なかった。その貴族の中でも、当然身分があって、その身分を笠に着て下位の者を虐げる輩が悲しい事に存在していて…‥。ミュリーの様に慈悲深く下位の者を尊重する貴族は、ギルにとって相当な衝撃だったのだろう。王族だからこそ、国民を尊重出来る人間で有らねばと云う矜持そのものを代弁するかの様なミュリーの人となり。父である男爵の人柄や思考をしっかり受け継いで、でも、ちゃんと身分を弁えた思慮深さも。そのミュリーとは真逆の侯爵令嬢。しかも、そんな事迄企てていたとは?!更に罪を重ねて!
二人の子孫も見たかったなぁ☺️
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