5.0
自己評価が低過ぎる35歳の哀しみ
主人公は離婚とろくでもない男性経験がある故に、木更津のほんのちょっとした童貞らしい行動(部屋に入れてくれたから自分も入れる、駅まで送る等)に一々感心します。
また、女として見てもらえて、実際にhしたらすぐ果てた… それだけで嬉し泣くほど自信を喪失していました。
「この人とならうまくいくかも」と気付き、せっかく良い雰囲気になるも、若い子と比べて卑屈になり、突き放してしまいます。
仕事でも、価値があると認められたく人並み以上に頑張ってきたのに、左遷が決まってしまいます。
最初はギャグ調ですが、話が進むごとに切なく胸が痛くなります。
後はもう木更津次第という感じですが、、こっちもどことなくダメ男感が漂います。
好きでもない相手には簡単に付き合おうと言ってしまうのに、好みの女性と一線超えた後何も行動しない… ここは男からけじめつけないと、関係はそのうちグダグダになって終わる所でしょう。
主人公が鹿児島に行くことが何かの行動のきっかけになるか、別れになるか、細々と繋がりながら時を置いて再会するのか、、
個人的には男が6歳年下って最高だと思うんですよね。男女の平均寿命がそのくらいの差だから、人生の最後まで一緒に過ごせる確率が一番高いし
主人公には自信を持ってほしい。木更津がダメなら、踏み台にして他の男を見つければいいし、彼にしがみつかずに前を向いてる姿の方が見たいな。
2人のハッピーエンドと木更津の成長に期待を込めて星5とします
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