5.0
好きな作品の一つです
ネタバレなので知りたくない人は読まないで下さい。
ギリシャ神話の主要な神々を知ってるとわかりやすいです。
昔最後まで読みました。
ギリシャ神話で私が好きな話の一つをアレンジした物語です。
冥府の王ハデスは大地の女神デメテルと大神ゼウスの間に生まれたベルセフォーネを見初め、冥府に連れ去り王妃にします。
娘を失い嘆き悲しむデメテルのせいで地上は大変な事になります。
ゼウスはハデスにベルセフォーネをデメテルに返すように命じますが、ハデスはザクロの実をベルセフォーネに食べさせた為、冥府で出された物を食べた者は冥府から出られないと言う掟により、食べたザクロの 粒の数にあたる数ヶ月だけ毎年冥府に留まる事になるのです。
その数ヶ月はデメテルが嘆き悲しむので冬になると言う神話なのですが、この作品ではハデスとデメテルは昔神だった時は恋人同士だったが引き裂かれ、ハデスは次に恋人の娘と恋に落ちたが、ゼウスに邪魔され添い遂げられなかったと言う設定です。
転生して、今度は皆、人として生まれて来ましたが、ほとんどの主要なメンバーは神の頃の記憶を持っており、神としての能力もある程度持っています。
ベルセフォーネことヒロインは前世の記憶を失っていますが、彼女を手に入れれば
世界を手にする事ができるキーマンの為、ゼウスを始めとする神々から狙われます。ハデスは今度こそベルセフォーネを守ろうと蔭ながら戦いますが、徐々にヒロインは前世の記憶を取り戻し、再びハデスと恋に落ち、運命と戦う!今度こそ幸せを掴むために‼そんな感じのお話です。
- 5