5.0
切ないけれど、ほんわか暖かい💞
亡くなってしまった女性には、天地がひっくり返っても、この世か終ろうとも、絶対に勝てない。勝とうなんて傲った考えさえ決して持ってはいけない。
学生の頃に学びました。最初のお話のヒロインは、何も語ってくれない旦那様の遠く離れた至近距離を感じて、さぞ辛かっただろうと、涙が零れた。
憧れの男性の側にいたい一心で、恥ずかしさに震えながら、献身的に尽くすヒロインを愛しく想ってくれた有名作家。
素直になれずに心の隙間を埋める様に、異性と付き合うも、心が無いから別れを繰り返す幼馴染み同士。
図書委員だったヒロインは、大人になってモールの中の書店員。同窓会で初恋の男性に再会するも、住む世界が遠くなってしまったと落胆して…。
どのお話も、切ないけれど、ほんわか、じんわりと心が温かくなる素敵な内容でした。短編なので、サラッと読めるんですが、心情が細やかに描かれているので、得した気持ちです💞
切ないけれど、心暖まりたい方にお薦めですよ❤️
- 0