5.0
志乃ちゃんの綺麗な瞳
ビックリした作品でした。身近だけど、なかなか題材には取り上げないような所を掬い上げる、さすが押見先生だなぁと思います。吃音は程度は個人差があると思うけど、悩んでいる人は意外と多いのじゃないかなと思います。そこに焦点を当ててくれた…そんな存在の人がいるだけで、何だか救われたような、自分に気づいてくれたような小さな喜びを感じて、ぽっと心に明かりが灯されました。
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ビックリした作品でした。身近だけど、なかなか題材には取り上げないような所を掬い上げる、さすが押見先生だなぁと思います。吃音は程度は個人差があると思うけど、悩んでいる人は意外と多いのじゃないかなと思います。そこに焦点を当ててくれた…そんな存在の人がいるだけで、何だか救われたような、自分に気づいてくれたような小さな喜びを感じて、ぽっと心に明かりが灯されました。
これ、ここのサイトからじゃないけど、最後まで読んだ事あります。主人公みたいな吃音のある人を実際に見た事ありましたが、こんなに辛い思いをしてるなんて考えたこともなくて、どちらかというと笑ってしまってた自分を反省しました。最後は良かったと思えるラストでした!
吃音の描写は他の作品にも登場しますが、身内に居るせいか、吃音を気にするあまり、自分の名前すら言えないヒロイン、からかうクラスメイト、面倒くさそうな教師、その描写があまりにもリアルすぎて、この作品だけはギブアップでした。
吃音はその人の個性、待つこと聞くこと話すことなんたろうな、と思いました。しのちゃんもかよちゃんも、2人の何かを越えて、友情を紡ぐ話でした。新年度に、新学期にこんなに苦しい思いをしている子ども達に、私たちは気づかないと行けないなと思いました
『血の轍』『悪の華』が素晴らしかったので過去作品を購入した。非常に短い短編作品なのだが、吃音を持つ少女が学園生活や友人関係に一歩踏み出せない様は『血の轍』の静一を思い出させる。安易なハッピーエンドではなく、一歩踏み出したところで終わったところも◎
NEWのマークが付いていて、且つタイトルが気になったので試し読みしました。
あがり症…ということでいいのでしょうか?
新学期の自己紹介が苦手って、わたしもそうだったからよく分かります。
現実味のある作品だと思います。
どもりの表現力…!!
なんとも言えないどもりの表現や、多感な時期の感情の揺れ動きや些細な言動、こんなにもリアルに描かれている押見先生の世界観がとにかくすごいです。しのちゃん、応援しています!!
主人公の悩みや苦悩とそれに対する世間の冷たい目が描かれている作品だとおもいます。色々な人に読んでもらいたいとおもいます。
押見修造先生の作品は描写が丁寧でとても吸い込まれます。今回の作風はいつもと違うような感じで新鮮です。いろんな作風で描けて、しかも全部面白いなんて天才です。
しのちゃんを応援したくなる。表現力と、スポットを当てる部分が本当に秀逸だなと思います。自分は人とコミュニケーションを取るのが本当に苦手で…共感できる部分も多くありました。