5.0
日常に萌え死にます
ちょっともう、何なのよ〜。私をどうしたいの?うわ〜〜!
そんな声を心の中で吐き出しながら、読後は”ああ、、尊い”と思わず目を瞑って呟いてしまいました。
攻めは成績優秀で背も高く口元ホクロのイケメンくん、シマ。
受けはちょっとガサツでちょっとお馬鹿で可愛らしく、しかしエラく男前のなっちゃん。
2人は幼馴染。もう既に付き合ってる彼らの日常が細々と描かれています。特に特化した出来事も焦るような大事件も無いんです。
本当に日々過ごす高校生の2人の毎日だけです。
表題の”僕”はシマくん。なっちゃんが苦しいくらい大好きで大好きで、たまに暴走するも周りの目は気になります。
一方のなっちゃんもシマくんをちゃんと好きです。でもその伝え方がとても素敵で、なっちゃんの方がブレずにちゃんと伝える事が出来るのです。
友達も薄々気付いてるけど、それも日常の中に浸透しきっているのか、偏見もなく2人を受け入れています。
もうね、風になって、壁になって、土になって、太陽になってずっとこの子達を見守っていたい衝動に駆られるんです。
あとエロですが、直接な描写は無いですけど、事前や事後、そして回想など匂わせるシーンは度々あります。
以外にやる事は済ませてますよ。
沢山の日常の短編が細かく収録されてますので、1話ずつ購入しても問題ないです。
寧ろ1話ずつ購入してでも読んで頂きたいくらい「萌え」と「尊さ」が詰まった一冊です!
☆は文句無しの満点です!
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