みんなのレビューと感想「鬼を飼う」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:5.000 5.0

    摩訶不思議

    作家さん買いで読み始めました。
    ほのぼの系の猫まんが。
    葬儀にまつわる 風習から事件解決まで。

    この作品はどんなかな~と思ってましたら時代物でした。昭和の始め。
    ノスタルジック、摩訶不思議。
    妖しと神様。風習とか儀式。
    ホントにあったかもそうだったのかも!思わしてくれる世界へ入れます。
    残酷、残忍だったりする場面もあるのですが、後半へいけばいくほど止められない(笑)気になりますよ。
    まだ、完結までいけておりませんが、戦争って時代に近づいていく不穏さが怖さを増してます。
    怖いだけではなくて笑いもありますし、友情や涙も。
    私の笑いのツボは お父さん。腐。
    (読んでみないとわかりません(笑))

    課金覚悟で足を踏み入れてみても悪くないと思いますよ。

    • 10
  2. 評価:3.000 3.0

    その愛を叫べ

    あまりマニアぶるのもどうかと思うが、私は物心ついた頃からの生粋の妖怪オタクなので、こういう種類の漫画にはいささか厳しくなるのは許してもらいたい。

    昭和初期という時代や「奇獣商」という設定には独特の情緒があって、作品の雰囲気は悪くなかった。
    テンポよくサクサク読める点も、個人的には好みだった。
    しかし、何かが決定的に足りない、という不満は、決して晴れることがなかった。

    それは、ひとことで言えば、怪異という存在に対する偏執、ということになるかと思う。
    もう少しポジティブな(あるいは酷な)言い方をすれば、愛情、と言ってもいい。

    もちろん、妖怪変化を描く人間が、妖怪を好きで好きでたまらない、という人間である必要は、本当は、ない。
    別に、大して好きではない妖怪を、作品の「題材」として器用に用いるのも、アリだと思う。
    だが私は、水木しげるチルドレンだ。
    妖怪という訳のわからないものに対して、あれほど過剰で激烈で、それでいて適当で、ただ、どうしようもなく愛してしまう、という向き合い方をした人間によって、私は妖怪を知ったのだ。
    その魂は、水木しげるが鳥山石燕から受け継いだものだし、例えば京極夏彦に受け継がれたものなのだと思う。

    この世界の片隅で密かに妖怪を愛する者として、本作には、ある種の不満と寂しさみたいなものを感じないわけにはいかなかった。

    もちろん、作者が妖怪をどう思っているのか、本当のところはわからない。
    だが、その点が問題なのだ。
    わからない、伝わらない、ということが。
    本当に妖怪が好きなら、作品の中で、もっとその愛を叫べよ。

    by roka
    • 10
  3. 評価:5.000 5.0

    続きが気になります!

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    怪異もの、伝承ものが好きで、小説ではよく読んでいました。
    漫画だとおどろおどろしくなったり、グロテスクだったら嫌だなぁと思っていたけど、こちらは絵柄が可愛らしくて読みやすいです。今のところグロくないです。
    (内容はかなりシュールな時もありますが)
    アリスと奇獣商さんの出会いも気になりますし、アリスに惹かれていく主人公や心配症のお友だちの行く末が気になります。
    無料分あっという間に読み切ってしまいました。

    メインキャストだけじゃなく、カフェの女給さん、特攻の新人さん、息子さんを犠牲にしなかった旧家の入り婿さんも、登場人物のひとりひとりが魅力的です。
    完全な善人や聖人君子じゃない市井の人。応援したくなる人がたくさん出てきます。
    この作者さんの他の作品もぜひ読んでみたいです!

    by 匿名希望
    • 3
  4. 評価:2.000 2.0

    途中からつまらなくなってしまった

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    不思議な生き物「奇獣」を扱っている「四王天鳥獣商」。
    大切に育てると成魚になって天に昇っていく魚や、情が厚いが飼い主の命を少しずつ奪っていく大きな猫のような生き物や、不思議な話で楽しく読んでいましたが、
    途中から機密を探る特高が店の主人と刀でやり合ったり、雑誌記者が探りに来るなど、話の方向性が変わってから、つまらなくなってしまった。絵柄がそういう「立ち回り」とは合わない気もします。「奇獣」もあまり出てこなくなった。
    また、男女問わず若者の顔が髪型が違うだけで殆ど同じで、「奇獣」メインの話のうちは問題なかったけど、特高や記者がらみの話になると人物の見分けがつかず混乱して話の内容も分かりにくく、作者さんには悪いけど、私は読む気力が失せてしまいました。
    不思議な生き物が好きな人は、一度読んでみるのもいいと思います。

    by KUMA123
    • 6
  5. 評価:2.000 2.0

    お話しは面白いんだけど…

    次々と様々な鬼や奇獣が出てきて、人によっては害になったり役に立ったり。まるで遠野物語を思わせる奇妙で不思議なお話。ストーリーはとても興味深いのだけど、なぜかイマイチ引き込まれないのは、人物造詣が浅く感じられたから。主人公も四王天さんもアリスもクールなのは分かるけど、それぞれの心の内が表されていないから、感情移入できないし、展開が突飛に進んでいって読者は置いてけぼりを喰らう感じ。好みのテーマだけに、もう少し丁寧なストーリー展開だったらなぁ…

    by 匿名希望
    • 6
  6. 評価:5.000 5.0

    良作です。

    レビューが極端な賛否だったので
    読んでいるのですが
    面白いです!

    妖怪物としてはどうかと言う意見もありましたが
    怪しの者ではありますが
    妖怪にこだわった物でもないです
    海外の怪しの者もあったり
    伝説の四獣のひとつ混沌や
    神様のようなものがあったり

    途中から狩り物のような警察や
    追っかけ記者みたいなものも出てきますが
    世界観は一貫していると思います
    絵のタッチがメルヘン色があるので
    確かにバトルシーンは物足りなさはありますが
    オムニバス形式でありながら普通に連続のストーリーなので読みやすいです
    怪しの特性とかビジュアルも
    個性があると思います
    混沌は禍々しい凶獣ですが
    狛犬のように可愛くなっているし
    サトリもメルヘンな精霊のような感じになっています
    危険な生き物を取り扱う商人に
    取り締まりの特殊警察が張り付くのも
    そんな存在に記者が感化されるのも
    また不思議な感性の学生(主人公?)の生い立ちも面白いです

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    なかなかおもしろい

    何の気なしに無料試し読みをして見事にハマりました:-)
    少々難しい漢字が出てくるので調べて読み直すとさらに面白味が増します(面倒ではありますが(^-^;)
    アリスがなぜ主人公を選んだのか序盤ではまだ明らかになっておらずすごく気になるところです
    他にも四王天がなぜ主人公に鬼を預けたのかなど気になる伏線はありますが、後々のストーリーに出るのかな?と思いながら読み進めてる段階です
    タイトルは鬼を飼うですが、はじめに主人公が鬼を飼っただけであとに続く話は鬼を飼う話ではなく鬼が出るわけでもなく、色々な奇獣が出てくるストーリーになってます

    by 匿名希望
    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    魅力的

    奇獣というものは、人にとって未知の動物を奇獣と呼んでいただけで、実在しないわけじゃない。
    麒麟やパンダだって奇獣扱いだったし。
    人は未知の生物に会ったとき、恐怖に慄き嘆き絶望する人もいたのだろう。
    だから、余計に恐ろしく描かれていたり、大きく描かれていたりするのだろう。

    本来であれば、恐ろしさはその生物の大小関係ないのだが、どうしても小さいものには恐怖を抱きにくいのが人間らしい。
    アリスを愛らしい少女に描いているのも、この感情を反映しているのであろう。
    話を進めていくと、友達の能天気さが癒しになる。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    奇獣商なんて!警察も動き出す⁈

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    とにかく四王天さんが、ひょろっとしていてだけど義手から刀やいろいろなものが出て来て戦う姿が、面白い!その家にいるアリスという金髪の女の子も謎!その奇獣商に、アリスに惹きつけられるように入って行った帝大生2人。1人はアリスに懐かれ、アリスが窮地⁈になったとき、アリスのためなら殺生してもいいと思い、冷静に自分の中に鬼が居るんだなぁと分析する。もう1人はおちゃらけるだけの奴かと思いきや、周りを見て行動する。雑用係的なことをやらされてるような。
    不思議な2人と、巻き込まれる帝大生2人、特別な警察4人とか繰り広げるお伽話が本当になって奇獣はどこかに必ずいる!というお話。
    なかなか人間の深いところを見られているような、闇もあるような…。読み応えありです。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

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    無料分までですが。
    昭和初期という時代設定に奇獣と呼ばれる不可思議な生物、もう好み過ぎてたまりません。不可思議な生物が起こす事件簿みたいな展開の中で、メインキャラ達の謎も少しずつ出てきて面白く読みました。吉兆善悪、様々な生物が登場しますが、それを判断するのはあくまで人間側の立場における人間側の価値観なんだなぁ、としみじみ感じました。ただただ奇獣を愛でたい、そんな気持ちになります。いや、実際には飼えませんが…(苦笑)

    by yamanen
    • 0
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