5.0
7〜9話。ブー子さんと佐藤さん。
ブスと笑顔は使いようを読みました。
7〜9話。ネタバレ感想ご注意ください。
主人公の池田さんは介護職員。ホントはOLをしたかったけど、不採用。ブスと陰口まで叩かれます。
そして将来を考え、介護職へ。
そこでも同僚とは馴染めませんでした。
ある日、佐藤さんの担当を押し付けられます。
佐藤さんは我儘放題の利用者さんでしたが、池田さんは文句言いながらも、佐藤さんの要望に応えます。
同僚よりはマシ。
ある日の夜、深夜のコールがしつこく、駆けつけたら佐藤さんは呼吸困難に。そのまま息を引き取りました。
職員は、佐藤さんの死を池田さんのせいにします。
いつもの事だと思って対応が少し遅れたのが真相ですが、確かにそのとおりで、職場で中傷を受けまくった池田さんは仕事を辞めました。
引き込もっていましたが、ある日、佐藤さんの息子が訪ねます。感謝を伝えに。
偏屈でどこの施設でも嫌われ者だった父は生前、池田さんを褒めていました。
あの子は文句を言っていても、わしの事を分かってくれていた。我儘を受け入れてくれた。
心根の良い素直な娘さんだ。
池田さんは心の中でいや違うと思いました。嫌々やってた。もっと寄り添ってあげれば良かった、、、
佐藤さんの息子は、大変お世話になったので、恩返しをさせて欲しい。私の会社で働きませんか?と提案しますが、
池田さんは丁重にお断りします。
そして、数ヶ月後、介護職に復帰した池田さんは利用者さんに好かれる人気者になっていました。
おわり。
感想。ちょっと泣ける良い話。池田さんの過失は置いておきます。漫画ですし。
佐藤さんと池田さんは端から見てお似合いのコンビでした。
ある日の深夜コール。「眠れん。話し相手になってくれ。ブー子。」
「しません。ブー子じゃないし暇じゃないんで」
ある日は、わしは野球を見ると公共のテレビのチャンネルを勝手に変えた佐藤さんをたしなめ、
ある日は、わしは年寄りの輪の中に入らん!と散歩を拒否した、佐藤さんが一人カラオケを歌うの付き合ったり。
佐藤さんは、ブー子こと池田さんを心底信頼していました。
池田さんは、あざとくなかった。だから良かったのだと思います。
- 1