4.0
7〜9話。生きた証。親になる事。
もうセ○スなんてしたくないを読みました。
7〜9話。ネタバレ感想ご注意ください。
主人公の氷川真琴(35)は、大手企業から独立して女社長になった。バリバリのキャリアウーマン。社員からの人望もありました。
ある日、書類を落として、男性社員が拾うのを手伝ったのですが、偶然手が触れてしまい、真琴は激しく動揺してしまいます。
真琴は結婚していて、夫の翔吾(32)は、フリーのWebデザイナー兼主夫。一切の家事は夫がしてくれます。
この夫婦。夫からのプロポーズで結婚(夫婦別姓)したのですが、夫の出した条件は、「セ○スしない。子供はつくらない。」
真琴は、学生時代に彼氏に裏切られ輪○された過去があり、性行為はトラウマになっていたから、結婚を受け入れます。
翔吾は、実父が浮気で失踪。父という存在がトラウマになり、父親になる事を極端に怖れていたのでした。
ある日、翔吾が病に倒れます。胃がんでした。
後日、真琴が見舞いに行った時、翔吾は真琴の生活が荒んでいる事を見抜きました。
そして「子づくりをしよう」と翔吾は真琴に提案をします。
「生きた証を残したい」
長期入院で翔吾はガンと察していました。
真琴は翔吾としますが、フラッシュバックしてしまい、、、おそるおそる顔を見ると翔吾でした。
翔吾は優しかった。
そして、2人の間に娘が誕生して、娘はすくすくと育っています。
翔吾は病から回復していました。
「この子が大きくなるまでしねないよ」
おわり。
感想。翔吾が子供を欲しいと思ったのは、死期を悟ったからでした。
子供はいらないと思ってても、夫婦生活を続けていたら、やっぱり子供の事は意識するのだと思います。
幸せそうで良かった。翔吾、父親になり顔つきが変わりましたね。そう感じました。
真琴は、翔吾の入院中、家事は全く出来ませんでしたが、男性目線で見ると理解出来ます。
仕事と家事の両立は難しく、、翔吾は家事はしてましたが、仕事はさっぱりでしたからね。
家事を出来ない事を責めないで。
家族や家庭を強調しないで。
そういう目線でも今作品は読めました。
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