5.0
年下男子モノの王道!
自分的にコイビト男子が小学生の年下モノは、山田南平先生の「オトナになる方法」と日渡早紀先生の「ぼく地球」シリーズ。この2作品の年の差を考えれば、17歳高3北原琴乃と12歳中1有川直の恋なんて、十分あり得る!全然フツーじゃん!という感じでした。
とにかく、直の真っ直ぐな瞳がいい!琴乃ひと筋なところもいい!青田刈りだ、犯罪だ、と言われてもいい!自分だけを想ってくれる男の子を、自分好みの男に育てていく楽しみは、これ年上女の醍醐味なり!
はじめは先入観に凝り固まっていた琴乃も、直の「押しの一手」に徐々に絆され?、年齢関係なく直本人の姿を見るようになります。結局、好きになった相手が、理想の相手になったってことだよね。
琴乃に「理想の相手」ができたり、直のことが好きな同中の女の子が邪魔したりと、それなりに波風は立ちますが、真性のドロドロではなく、最後まで可愛らしく読み終えることができます。
村崎翠先生の画が大好きなので、そこだけでも星5。最後のほうでは、17歳になった直にも会えて、満足満足。更にその先も…と思ってしまうのは我儘なのでしょうねぇ…。
- 3