【ネタバレあり】砂の城のレビューと感想

砂の城
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  1. 評価:5.000 5.0

    小学生ではじめて読み、子ども心にもその救いのなさが、ある意味衝撃として心に残った作品です
    おとなになり30を過ぎて、ふと思いだし、読み返したくなり手に取りました

    確かに救いのあるなしで言えば、ないのかもしれない
    だけどやはり、改めて読んでも、この作品にはわたしの心を掴んで離さないなにかがありました

    強烈な切なさ、悲しさ、主人公をいとおしく思う気持ち、そしてどこかに救いを求める気持ち、、読み終わったあとのわたしの心は、それらの思いがうずまいていながらも、ただ呆然としたような状態でもありました

    そして思ったのです、これはただ、こういう作品なのだ、と
    わたしたちはつい無意識のうちに、なにが言いたかったんだろう、この女性の生きた意味はなんだったんだろう、などと、作品に対してその意味や結論や、説明を求めています

    うまくまとめるわけでもなく、ただひとりの女性の人生であった、それがただ、人より悲しいものであった、ただ、そういうことなのかもしれません
    ふしぎな魅力のある作品です

    by 匿名希望
    • 18
  2. 評価:5.000 5.0

    一条ゆかり先生の名作です

    「人生は砂の城のようね」
    亡くなった恋人の面影を追い続け、それでも愛を求め、さまよう繊細な主人公ナタリーの愛の物語。タイトルにすべてが凝縮されています。
    登場人物一人一人の、それぞれの“求めても得ることのできない愛”が描かれています。
    フランス映画、外国の映画を観ているように、建物・景色・人物・ティーセットなど
    美しい世界です。
    感動必須です!

    • 7
  3. 評価:5.000 5.0

    懐かしい

    一条先生の砂の城、
    30年以上前だと思うけど
    とにかく夢中で読みました。
    当時、一条先生は、自立した活発な女性を描くのが好きだったけど、
    なぜ、ナタリーのような繊細な女性を描いたかと言うと、
    苦手な女性像だから敢えてチャレンジしたとおっしゃっていたのを思い出しました。
    最愛の人、フランシスのひとり息子を一人で育てるナタリー、
    愛情深くて素敵です。
    今でも高評価されているのですね。

    • 5
  4. 評価:4.000 4.0

    NEW
    永遠の少女漫画

    暗いんですけど、うじうじメソメソしてるんですけど、そういうストーリーだから仕方ないかな。学校で連帯責任制度ってのが出てきたけど、フランスのコレージュでさすがにそれはないかな。良くも悪くも一条ゆかりの少女漫画です。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    ああ、懐かしい

    子供の頃は大人のドラマのような漫画だったのでその良さがわからなかったけれど、運命に翻弄される主人公ナタリーと二人のフランシスの物語は今現在でも色あせない名作だと思います
    やっと幸せを掴んだナタリーとフランシスのラストエピソードは涙なしには読めません
    読んだことのない方は古い漫画と思わずに是非読んでみてください

    by 匿名希望
    • 7
  6. 評価:3.000 3.0

    懐かしい

    この作品は月刊りぼんで連載されていました。当時は本当に訳がわからなく、面白くないなぁと思いながら読んでいました。当時のりぼんは一条ゆかり先生や、おぐら冬美先生など、かなり大人っぽいストーリーの連載が多かった気がします。絵のタッチなども大人っぽい感じで。大人になってから読み返すと、絵の綺麗さや切ないストーリーに引き込まれます。舞台が海外という設定も、あの時代ならでは!と言った感じです!

    • 5
  7. 評価:5.000 5.0

    まさに名作

    小学生の頃に連載されていて当時の私にはちょっとまだ難しかった作品でした。
    今50代です。すっかり昔の作品になってしまいましたが、今じっくり楽しめるようになりました。
    素晴らしい作品は何十年経っても素晴らしい…まさに名作です。
    心理や表情など描写が繊細に描かれていて心に響きます。
    ナタリーとフランシスの人生。何が幸せかどこを我慢し耐えるかを教えてもらいました。
    読んで良かったと思える作品です。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    繊細な心象世界

    一条ゆかりさんの作品は『有閑倶楽部』しか知らなくて・・・。
    その頃の人気はすごかった記憶があります。
    ただそれだけに、コメディ作家さんかと思っていました。
    (一条先生、ごめんなさい。)
    こんなシリアスなお話をたくさん書いていらっしゃったなんて。
    ヒロインのナタリーの心理描写が丁寧で、ついつい
    続きが気になってしまい、課金して読んでいます。
    今読んでも古さを感じなくて、一流の文学作品を
    読んでいる感じです。
    「もう少し自分の本心を正直に相手にぶつければいいいのに。
    これでは相手は戸惑うばかりで、逆に傷つくことになるよ。
    口に出して言わなきゃ通じないことだってあるよ~。」
    ・・・と、歯がゆくなることもありますが、それもナタリー流の
    優しさと、それに作品の描かれた時代の影響もあるのかもね。
    でも、ナタリーにはもっと幸せになってほしい。
    もちろん今の選択も、ナタリーにとっては幸せなのかもしれない
    けれど、やはりこの展開は切ない。
    ラストまで見届けます。

    by kilala
    • 1
  9. 評価:3.000 3.0

    まだ最初の方しか読んでいませんが

    50年近く前の名作なので私も読んで見ましたが正直あんまり好きではない作品です。

    私はナタリーがどうも好きになれない。確かに悲しい運命だけど、フランシスの子供にフランシスと改名して育てるとか、ちょっと恐怖も感じる‥

    あとフランシスの奥さんを悪者みたいな扱い方に見えて、それも私的に嫌です。確かに子供を残して後追い自殺はダメですけど、フランシスを助けたのは彼女なのに。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    ナタリー‥

    ナタリーの悲しすぎる恋物語、

    恋人フランシスが記憶を失い他の女性と結婚していた事実だけでもどんなにか悲しかったことでしょう。
    恋人は後追い自殺した奥様と死に死んでしまい、残された恋人と瓜二つの少年の後見人となって恋人の死後を暮らしていくナタリー。
    恋人の息子は恋人そっくりに育ち、はかなげで美しく聡明な親子ほどの年の差がある後見人ナタリーを愛するようになる。ナタリーも恋人の息子なのだと思いつつ、息子を愛するようになる。
    やがて2人は結ばれるが、困難な恋の重圧に耐えられず、ナタリーは心を病んでしまう。あげくのナタリーの死。そんなにも深刻にならなければならなかったのかしら。と今読んでも違和感を感じてしまうけれど、ナタリーがとにかく不憫でなかなしいお話しです。
    昔は心の病が大流行で、登場人物を不幸にするお話が多かったのですが砂の城も徹底してヒロインを追い詰めるストーリーで、苦しくなります。友人のエレーヌもかなしい恋をしますがミシェルによって救われて良かったと思いました。珠玉の不動の名作です!

    • 0
ネタバレあり:全ての評価 1 - 10件目/全66件

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