4.0
皆どこか変な部分はあると…
↑頭では分かっていながら
いざ世間に出ると何故か皆
【平均的なアイテム】【常識的な思考】
これに自分を当てはめ、そこから外れた人は、容赦なく異端扱いする
その経験があるからこそ
ダルちゃんのように、自己が形成されていない人は
(寧ろ形成されているけど、素直に出せば世間から弾かれる人)
人の何倍も【人間に擬態】しないと生きていけないし
【自分が素直な気持ちで行動した事】は、全て不正解で間違った事だと思い込んでいる
だから【普通に問題なく出来てる人
(又はそのように見える人)】はお手本で
その通りにやれば、人間として認められている正しい振る舞いだと信じきっている
だからサトウさんのように
【真っ当な意見だけど、ただ従うだけでなく、自分自身も深く考察する必要がある事案】
これを突きつけて来る人は、これまで培ってきた
【擬態の努力を踏みつける敵】だと認識してしまう
そんな【休む暇が無い思考のダルちゃん】の、居場所探しの分岐点を
読者は見させられているのかなと感じました
【我こそは常人】と感じ
ダルちゃんの思考パターンを心底理解出来ない方は一度
沖田✕華さんの漫画にある
『・親友の彼はろくでなしの浮気者
・交際をやめたほうが…と言ってるのに、聞く耳を持たず、苦しい恋を続けては
泣いて愚痴る親友
・良い人に廻り合って欲しい作者は
風俗経験がある事を活かし、大嫌いな浮気者の親友彼を誘い、即効で寝る
・それを親友に告げ、激怒した親友が
彼と別れ、作者の行いを周囲に話し、作者は全てから孤立無援になる
・しかし作者の狙いは
自分が全てから絶縁されても、苦しいながら彼との関係を切り離せない親友を手荒な手段で切り離し
良い人との新たな縁を掴んで貰う事』
この下りが、ダルちゃんの極端な思考パターン
行動パターンとリンクしている気がするので、読んでみるのも一考かも…
最終的にダルちゃんは
ちょうど良い居場所・自分をさらけ出せる人に廻り合えて
ダルちゃんは人間であって異星人じゃない
でも世の中に【異星人】は沢山いて
彼等もまた生きた人間で、要は自分が苦しまない居場所を見つける事が
ささやかで大きな幸せなのだと
丸山なるみさんが気付いていく話なのかと思っています
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