みんなのレビューと感想「不浄を拭うひと」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:4.000 4.0

    考えさせられる漫画。作者に感謝。

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    『私は誰にも迷惑をかけずに生きていきたい。1人で生活して、最後は孤独死でもいいわ。』と言うヘルパーさんに、医師である叔母が『それが1番家族や周りの人に迷惑をかけるのよ!孤独死がどれだけ酷い状態か知ってるの⁈」と声を荒げていたのを思い出した。

    叔母は医師(解剖医の経験あり)だから、漫画のように孤独死して何日も経って発見されるとどうなるのか、よく知っていたのですね。

    この漫画を読んで、『病院のベッドの上で家族に看取られるのは本当に幸せなこと』とも言っていた叔母の言葉に納得です。

    知らない世界を学びました。
    こういう、誰も教えてくれない綺麗事は通用しない現実を描いてくださる×華さんにはいつも感謝です。

    by 匿名希望
    • 276
  2. 評価:4.000 4.0

    ちょっと怖いけど興味深い

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    特殊清掃、大変なお仕事だなー、と思いながら読みました。お祓いしてもらえるお坊さんともつながりがあるのはさすがだなーと。

    霊が出るときにカサカサ音が出るというエピソードを読んで、子供の頃、飼っていた犬が車にはねられ、病院で亡くなったときに、自宅で待っていたらその音を聞いたことを思い出しました。あの時も犬が来たんだなとはなんとなく思ってたのですが、やっぱり来てくれてたんだなーと、そんなことを思い出しました。

    漫画は少し怖かったりグロい描写もありますが、絵柄がリアル系ではないので怖いの苦手な私でも読めます。

    by yu77ri
    • 92
  3. 評価:4.000 4.0

    人の死は様々

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    特別清掃…。
    なるほどと思いました。確かに必要な仕事です。しかし、あまり知られる事はない仕事でも有りますよね。
    現代は、病院で亡くなる人が大半ですが、人の死は様々だと感じる作品ですね。これを読んで何を感じるか、恐怖や不安、不快感、様々な負の感情が浮かぶかと思います。
    しかし、無闇に忌み嫌うことは、してほしくない。
    ここに書かれたケースの方々のご冥福をお祈りします。

    • 74
  4. 評価:4.000 4.0

    リアリティーと霊感と

    最初は、主人公の「霊感持ち」という設定はどうなんだろう、と思った。
    こういうエッセイ系の漫画は、かなりの部分、リアリティーが勝負なわけで、真偽はともかく、読者が「ホンマかいな」と感じる可能性がある設定は、ちょっと不利なんじゃないか、と。
    しかし、特殊清掃の仕事のリアリティーを描くのと同じタッチで、心霊現象についても淡々と描かれており、不思議と違和感はなかった。

    霊感が本当にあるのかもしれないし、穿った見方をすれば、主人公が抱える妄想か、この仕事に伴う精神疾患の可能性だってある。
    それはわからないが、主人公にとっては「霊」が「現実」なのであって、それを含めて、特殊清掃という仕事のリアリティーとして提示する、という描き方は、これはこれでありかな、と思った。

    by roka
    • 71
  5. 評価:4.000 4.0

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    不謹慎ではありますが、最初は興味本位で無料分を読みました。
    虫など本当に苦手な分野なのですが、こういう事は現実に起こっている事で
    時々内容に目を背けながらもとても深く考えさせられました。
    誰にでもできる仕事ではないし、仕事の内容を理解した上で支える奥様もまた素晴らしい。
    大切なお仕事であるとわかってはいても、旦那がこの職業に就こうとしたら
    私はきっと反対してしまうと思います…
    自分の知らない世界を知れて良かった。
    続きもまた読ませていただきます。
    が、虫が苦手な方にはオススメできません…
    他の方も書いてますが、この作者さんの絵だから読めたと思いました。

    • 20
  6. 評価:4.000 4.0

    あなたの知らない職業

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    まず一般的ではない特殊清掃という未知の世界を力の抜けた絵柄で作品にしているのが高ポイントです
    リアルな絵柄だと途中でギブアップしそうな内容ですが、淡々と描かれているので「へえ〜こういう世界があるんだ」と読むことができます
    特殊清掃に携わるようになってから霊を感じるようになって、というあたりも「不思議だけどありそう」と変に納得してしまいました
    人の死という避けては通れない話を感慨深く読ませてくれる作品です

    by 匿名希望
    • 18
  7. 評価:4.000 4.0

    終活考えてます

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    透明なゆりかごから作者さんのファンになりしました。

    今回は医療とは違う、特殊清掃というお仕事の話でした。
    霊感な話が出てきて、スピリチュアルものか?と一瞬思いましたが、軽めの体験談でまとまってて良かったです。
    特殊性癖に関わらず、散らかった部屋を死後人に見られるのは確かに嫌だと思いました。
    部屋を片付けようと思います。

    • 19
  8. 評価:4.000 4.0

    現実

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    このようなお仕事があるのは、本で読んで知っていました。その時は小説だったため、想像するにとどまりましたが、漫画になるとリアリティがあります。やはり形として心にとどめてしまうから。
    誰かがやらなくてはいけないこと。誰かがやっているから成り立っていること。
    亡くなった人の遺品整理、片付け、清掃…とても大変な仕事だと思います。
    霊感が強いと、連れてかえってしまうというエピソードもドキリとしました。亡くなった人に思いを寄せてしまう主人公。切なくなります。
    「人の思い」のつまったお話でした。

    by 匿名希望
    • 14
  9. 評価:4.000 4.0

    11話が最も泣ける

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    これは、単純に「汚い、気持ち悪い、怖い」の表面だけの話ではなく、特殊清掃と言われる、主に孤独死や自殺現場の後片付けをする職業を通して描かれる、人間模様、いわゆるヒューマンドラマです。

    ともすれば重くなり過ぎてしまいそうなテーマを軽いタッチの絵柄が和らげ、ユーモアを交えながら描いています(グロテスクなシーンはぼかし、虫は擬人化の配慮あり)。

    基本的に1話ずつの読み切りですが、その中でも、「あるゴミ屋敷」での清掃の話は依頼主の謎を残しつつ、時々続きのエピソードが語られています。

    主人公が請け負う現場や依頼人も様々で、世の中には本当に色んな人がいるものだと思わされます。そして、人が最後を遂げた場所での片付け、清掃を通して部屋の主人(あるじ)の生活、趣味、人間性が垣間見える瞬間があります。

    「孤独死」イコール「可哀想」ではないこと、例え人から見て悲惨に思える最後を遂げたとしても、「その人はその人自身の人生を全うした」のだということに気づかされます。

    個人的に1番印象に残るのが11話のストーリーです。
    「伝えたい気持ちがあるけど、もしそれを相手に拒絶されてしまったら・・・」、そんな怯えから伝えられずじまいになっていた「切ない想い」。それがやっと伝わる瞬間には涙せずにはいられません。

    生きているうちに伝えられていたら、幸せだったのかもしれません。でも、時を経てやっと伝わった想いだからこそ、そこに人は心を動かされるのだと思います。主人公が特殊清掃の仕事を「天職だ」と思えるきっかけにもなったストーリーでもあります。

    • 11
  10. 評価:4.000 4.0

    NEW
    おもしろい!

    この作者さん(沖田さん)大好きです!
    他の漫画も読んでます、
    まず絵がすき。そしてこのストーリーは割と短編なので、サクサク読み進められました!違った話が何話も読めるというお得感もあります笑!
    途中までよみましたが、このあと最後まで読みすすめたいとおもいます!
    面白いですよ!オススメです

    • 0
全ての内容:★★★★☆ 1 - 10件目/全4,313件

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