5.0
こちらのレビューでネタバレせず読んだ方がいいということで、なんの情報もなしに読みました。
確かに、なにも知らずに読む方がいいです。
以下、私はネタバレ書きますので、ちょっとでも知りたくない方は読まないでください。
普通に読んでたんです。ちょっと不器用な受けの笑吉と、意地悪っぽい攻めの福介の話かと思いきや、福介の闇(病み)が思ってる以上で、ぞくっとしました。
手段を選ばないとはまさにこのこと。絵柄も相まって福介の異様さが際立ってました。
後半、一祝が出てきてから以降、読んでいてなんか違和感を感じていたのですが、あー、全部福介ねという感じ。
SM的な道具で恐怖のどん底に落としたあたりは、見ていて辛い。でも読んじゃうのは作者様の魅力でしょう。
その後、笑吉に拒否され、あれ、福介性格変わった?と思ったのがバカでした。そんなわけない、サイコパスはどこまでもサイコパスでした。
ラストの、「仕切り直し」のところはもう、怖い。
全体を通して、リクがとてもいいキャラです。こちりもまぁ異常かと。
良くも悪くも飢餓感のある話でした。結局くっつかないから。
笑吉はいたって真面目で普通の男です。ちょっと不器用。なのに、この物語の異様な雰囲気はすごい。
ハッピーラブラブなのが好きな人は読む意味ないです。SM器具で支配するシーンもあります。
ご注意を。
- 9