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お互い愛し合っていたのに自信のなさから話し合うことができず、すれ違って何年も経ってしまったヒーローとヒロイン。
嘘をついてまで一緒になりたかったアートは卑怯だったと思うけど、ちゃんと子どもを愛していたことがわかって複雑になりました。
ヒーローも自分の子だとわかっても父親と名乗るのを急がず、子どもとヒロインのペースに合わせてあげる器の大きさが素敵でした。
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お互い愛し合っていたのに自信のなさから話し合うことができず、すれ違って何年も経ってしまったヒーローとヒロイン。
嘘をついてまで一緒になりたかったアートは卑怯だったと思うけど、ちゃんと子どもを愛していたことがわかって複雑になりました。
ヒーローも自分の子だとわかっても父親と名乗るのを急がず、子どもとヒロインのペースに合わせてあげる器の大きさが素敵でした。
これは大変人物に共感できる話で丁寧に作られている。
この場合、前夫であるアートが完全に悪い人だったりする場合が大体鉄板なのだが、アートの優しさや子どもに目を向けていた気持ちがよく表れ、かつ罪深さをよく感じる。
もちろん、めでたしめでたしに間違いないのだが、ハーレクイーン物語に違和感を覚えないかは私の中で重要なため、良かった。
ティミーは、ママと祖父母に愛されて育った男の子。パパに教えて貰った野球が大好きで天真爛漫で元気いっぱい。夢の中で会えるパパからティミーな知らない真実を伝えられます。本当のパパは誰かっていう大事な事を…ハーレクインらしからぬ話ですが、夢がありとても素敵な話です。原作が読みたくなりました。
若さゆえに自信の無さが素直に相手に想いを伝えられずにすれ違ってしまいましたがティミーの存在が2人を再び結びつけました。アートは嘘をつきましたが本当にサムが好きだったのですね。アートの両親もとても良い人達でリードとの結婚を後押ししてくれてサムは幸せです
9 話で終わりかと思ったら感動の10話がありました。
胸にぐっときます。バトンタツチするまでの幸せを育んだサムとの暮らし。アートは手ばなしで喜べず苦しかったろうな。
ガータートスは日本じゃやらないから知らなかったけど、素敵だなあって思えました。
クリスマスとの組合せのハーレクイーンらしいラブストーリーに泣けてしまいました。
別にアートを庇う訳じゃないけど、アートの両親見てても、アート自身は愛されて育って、いい父親、いい夫であろうと頑張ったんだろう。許されない一回の嘘を抱えて。若い頃の自信のなさは三人それぞれが抱えて、試したり言葉足らずだったり嘘をついたり、スレ違って。人間の弱さの話だ。最後の夢はファンタジーなご都合主義だし、子供の気持ちを考えるとこれっきりじゃなくこの先も夢でパパに会えるといいのに。
アートの嘘のせいで2人がすれ違ったわけだけど、ティミーを見れば悪い奴じゃないってことがわかってちょっと切ない気持ちになりました。
最終的に家族3人が一緒になれて本当に良かった!!
お互いに好きなのに 気持ちを確かめる時の言葉や態度で 間違えた人生になることはあるよね
それが 子供に関わると 複雑
自分の子供では無くても 大切に 愛してくれた旦那さん
彼女が好きで 嘘をついた事 死んでしまってからわかったのは辛いかな
でも 息子の夢に出てきて 本当の事を伝えたパパはステキ
遠回りして初恋を実らせるお話です。
途中、ヒーローが逃げ腰になる事もありますが、不安になる事の方が多いはず。ハーレクインによくいる自信満々のスーパーヒーローではありませんが、それが人間くさくて好感が持てます。
優しい気持ちになれる一冊です。