5.0
7〜9話。良かった。何回でも読める。
醜い私にさようならを読みました。
7〜9話。ネタバレ感想ご注意下さい。
整形した女の娘が整形前の自分にそっくりで、娘にイライラする話です。
娘は二人目の子の咲良(さくら)。一人目の子は息子の海翔(かいと)。海翔は夫の克輝にそっくりでバレなかったのですが、
咲良は大きくなるにつれ、美晴の子供時代の顔にそっくりになり、、、
美晴は咲良にキツくあたります。心配する克輝。
海翔にも克輝の親にも「似てない」と言われ、、美晴は追い詰められます。
咲良も嫌われてるのをわかってました。
ある日、咲良が発作で緊急入院。世話で美晴のイライラも頂点に。
咲良は言いました。「ママが咲良のこと嫌いでも咲良はママの事大好きだから」
ナースコールをすぐに押さなかった美晴は、自己嫌悪に陥ります。
美晴は克輝に「咲良を好きになれない」と泣きながら言います。
克輝は言いました。
「それは咲良が昔の君に瓜二つだから?」
美晴はびっくりしましたが、克輝は偶然実家のアルバムを見て知ってました。
「驚いたけど、何か事情があるのかなと思って詮索しなかった。誰だって聞かれたくない事はあるはずたからね。僕だって同じだ。」
「姿形は偽りかもしれないけど僕らにくれた愛情は本物だったろ。これからはその愛情を咲良にも注いであげて」
咲良は退院しました。美晴は笑顔で呼びかけますが、咲良は看護師の後ろに隠れます。
美晴「咲良はママの事好き?」
咲良は、うなづきます。
「ママもよ。咲良の事とっても大好き」
おわり。
感想。他の方のレビューにもありましたが、いい話でした。私、読んで泣きました。
克輝さんの言葉で、美晴も咲良ちゃんもみんな救われました。
克輝さんは、カッコいい。嘘や上っ面であの言葉は出ません。
最高の父親です。誠実な人だからみんなを幸せにしますね。
自分の子供は、やっぱり愛おしいです。克輝さんを見習わなくちゃ。
読後感が最高で何回も読めました。
素晴らしい作品ありがとうございました。
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