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5.0
地に足ついた作品。
前科者の罪を犯した理由も、自分だってそういう立場にならないとも限らない、と思わせるリアリティーがある。
罪を終えた前科者が、死なせた兄の墓参りに行きたいと思う気持ちもわかる。罪を犯したから、悪人なわけでもない。
周りの人の証言に、自分が思い違いで罪を犯したのかと動揺する姿も、もしそうならなんて悲劇なんだろう、とドキドキしました。
でもどんな時にも、前科者の心に寄り添う保護司の主人公の姿に、こういう方が世の中に沢山おられたら、再犯率下がるだろうと思った。
20
4.0
無料分だけ読みました。
まじめに更生しようとする出所者に出鱈目を吹きこんで気持ちを乱す元同僚。（保護司なんか続けていたら）「絶対に不幸になるよ」と保護司の主人公に断言してくるコンビニ店長。
胸が悪くなるけど、これが出所者を取り巻く現実なのでしょう。
という私も、自分の娘が保護司になって、犯罪をおかした人と二人っきりで夕ご飯を食べていたりしたら、心配でしょうがなくなって、何でそんな馬鹿な事をするのかと問い詰めてしまうかもしれません。
阿川さんの気持ちが裏切られることがなければ良いな、と思います。
14
4.0
仕事ってなんのためにするんだろうと、疑問を投げかけられているような気がします。
新聞配達、コンビニバイトと掛け持ちして疲労困憊なのに無償の保護司をしている主人公。その理由は「お金のために生きているのではない」ということを自覚するためです。
グサッと来る言葉です。
仕事ってお金を得るだけじゃなくて、誰かのためになったり、仕事自体が自分の喜びだったりする。でも、それって一部の人間だけの感覚なんじゃないだろうか？
すべての人がそういう高尚な気持ちで仕事をしているわけではないだろうな。と思いました。
今後が気になります。
2
5.0
イメージとしては、男女ともに定年がするもの？
と思い込んでました。主人公のように若い年齢の女性が保護司をしていることに
驚きました。しかもバイトを掛け持ちという経済状態で。
そして、「お金の為だけに働きたくない」という言葉も、とても立派だと思ったけれど。
そういう理想の生き方と、現実が追い付かず、本人が傷つく場合もあるという
厳しさを感じました。
1
5.0
出所した人には昔の知り合いが関われない環境って大事なんだなと思いました。
支えてくれる身内が居たほうがいいのかと思っていたのですが、誘惑に負けて再犯になると未来が潰れてしまう。
ただ、確かに立ち直れた人はどういった経緯で前を見ることができたのか気になるので、少しイライラするところもあるけれど、話の先が気になる面白い漫画です。
0
4.0
出所してきた前科者と、それを監察する保護司とその周辺を描いた作品。なかなか見ない作品ではないでしょうか｡
ヒロインの保護司は真面目な女性。リアリティのある漫画で、心の機微や、前科者の葛藤なども描けていて、味があります。
話の展開が遅いのと、画力がもう一つだってため、星4つとしましたが、読んで損はないと思います。
0
5.0
タイトルに惹かれて読み出しましたが。。
最初から嫌な人ばかり出てくる上に、主人公が不器用で読むたびにつらくなりました。でも、主人公の強さとホスピタリティを知り、どんどんハマっていきました。最初のお話しがとても好きです。人間の本質をえぐり取ったお話しだと思います。沢山の方に読んでもらいたいですね。
0
5.0
保護司の事を詳しく知らなかったので、色々と驚きでした。お給料をもらっていない事が、びっくり!
とんでもなく大変なのに、保護司の方の善意で支えられているのだなと思いました。
善人が悪人になるほどの出来事があって、同情したり、善人ぶってる悪人とかもいて、むかついたり かなり感情移入して読んでます。
0
5.0
心が強い、本当に強い人なんだなぁ、このヒロイン！もちろん凹むこともあるだろうけど、人の役に立つことでまた自分の気持ちが上がっていく…。そしてまた誰かの役に立つ…を繰り返して、一回りも二回りも人間的な成長を見せる人なんだろうと思いました。
人間て支えてくれる人が1人いるだけで違いますもんね！
0
5.0
まだ途中です。サクサク読むというより、いろいろ考えさせられる感じです。ヒロインが何故お金にならない保護士をしているかの理由を話す回は、染みました。
前科がある方の社会復帰にしても、何でも、周りの人の心無い言葉で阻まれることがあるのがよくわかる。
深い作品です。ゆっくり読みたいと思います。
0
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