5.0
タイトルだけ知っていた初期作品
40年くらい前の作品ですね。この頃からご活躍の先生方の作風も、懐かしく思い出してしまうタッチの絵ですよね。
最終章のみ、タッチが変わっているように見えますが(特にクリームとパイの髪型が一瞬『誰?』と思うレベル)……単行本になるにはページ数が足りず、描き足されたのではと想像を逞しくしております(笑)。
『有閑倶楽部』は既刊全巻持っていますが、この作品の前身とも源流とも感じてしまいます。……あちこちに、思い出させるセリフやシーンがあって、覚えている人間なら『おおっ!』となることでしょう。
他の方のレビューにもありましたが、『有閑倶楽部』が好きな方なら、気に入られると思います。
一条先生がデビューした頃、自分は生まれるどころか、両親が出会ってすらいませんでした……今更ながら、すごい大先生のお一人なんだと思いました。
現在は目を患われて療養中でいらっしゃるとか。……御身大切にと、心から思います。
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