4.0
じれったい
この作家さんの小説、オメガバースでシナモンロールのヤツに続いて読むのは二作品めです。この作品も良かったですが、前読んだのにはちょっと負けるので星四つ。
舞台はアラブで、心に傷があって医療に自分を捧げ、自身に無関心無頓着、不運で不幸な美人医と、異世界の黒豹の王のお話です。内戦で無法地帯になってる土地での過酷な医療活動が描かれてたりと、背景になる世界がしっかり描かれてます。そういう物語の土台は好きですが、ハーレムに閉じ込めて過ごした濃厚な時間の描かれ方があっさりでちょっと残念。あとは美人医の魅力がクールビューティなのか、不器用だけど健気で可愛いのかわかりにくく中途半端な気がしました。
でもこの作家さんの作品は、外国映画みたいに舞台の背景を楽しめて、エロじゃない部分も面白いので好きです。
by
匿名希望
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