あらすじ

中国から、「茶のすべて」を盗み出す――。19世紀に実在したイギリスのスパイ・「F」の物語――。イギリス、インド、中国による、三角貿易の時代。イギリスでは紅茶を飲む習慣が広まり、大量の茶葉を必要としていた。しかし紅茶は高額で、輸入先である中国との貿易赤字は、膨らむばかり。自ら茶を栽培したいイギリスだが、中国は茶の製法を決して明かさない。正攻法では茶を自主栽培出来ないと判断したイギリスは、中国から、チャノキの苗、種、職人、道具…「茶のすべて」を盗み出すことを決意。そして、ある園芸家の青年に、白羽の矢を立てる――。

みんなのレビュー

4.0

2019/08/18 22:47

始まりの始まり

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まだ、露骨に社会階級のあった時代を　リアルに優しく描いた作品です。人間関係を考えさせられる描写。絵は可愛らしいイメージで、まだ途中ですが　続きが気になります。

by ちょこちょこつまみ
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4.0

2019/08/19 3:52

当たり前の人間の暮らしを手に入れる。。という切なる願いが描かれていて、購入です！英国の光と闇の成り立ちもそこここにあって楽しめますよ。

by らむてんまろまろ
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4.0

2019/09/22 20:02

お茶が国と国の戦争の火種になる、現代では考えられないけど実際にあったんだな、とお茶を有り難く思いました。中国に命がけで潜入する主人公がいつもギリギリでハラハラします！

by 匿名希望
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3.0

2019/09/14 14:04

階級があるのが当たり前だった時代、下の人々はどんなにか生きにくく悔しい思いをしたんだろうと悲しくなりました
誠実に真面目に生きても殆どの人が這い上がれなく才能がありかつ運が味方しないと
切なくなる作品です

by 匿名希望
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3.0

2019/09/08 23:49

読んでて心が苦しくなりましたが、どんな環境にあっても努力する事の大切さを改めて感じた。時代や場所は違うけど、不満ばかり言ったりせずに何か行動しなきゃと思えた。

by 匿名希望
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