4.0
わかる
私もしばらくキャバ一本で働いていた時期があって、
その後アラサーの頃に、前の店の地域は避けつつも、少しだけ派遣のキャバで働きました。
あの独特の音楽と照明の空間に戻った時の花子の気持ち、わかるなぁ…と思いました。
売れるとあからさまにヒエラルキーが上がって何でも正当化されていく、
それでも普通に懐き懐かれ…の人間関係はあって、
だからといってそんな友情の関係でも平気で嘘が混ざってる、
キャバクラのバックヤードの雰囲気が良く描かれていると思います。
キャバで働いていると、どうせ店についてから夜用のメイクし直さなきゃならないので、
同伴が無ければ頭ボサボサ・すっぴんで出勤なんてザラなんですよね。
だから夜あがった花子が自分に構わない地味なOLになっていたのも、人によるとは思うけど、意外と現実味あると思います。
でも、終わりの尻切れ感は正直ちょっと寂しいかな。
ナンバーの発表なんて毎月の事だし、こんな風に含み持たせるほどのことでは無いんじゃないかなぁ…と。
あと、いくつかつっこみたくなるところもあったかな。
伝説のナンバー1がバースデーで200万?とか
飛んだ子がカムバックは厳しいでしょ…とか、
それと店の売上助けるほど売れてるのにヘルプに付けるかなぁ、
しかも保証期間だろうにフリーに着かせないとか…??
彩さんの営業も、完全な友営だと客単価上がらないので、あのくらいの色恋なら店も勧めてくるし、あんな悪者扱いされる程ではないような。
あと番外編?の昼キャバの奥さんも、
あれだけ愛想なかったら指名やドリンク取れないだろうに、
昼キャバって時給はコンビニに毛が生えたくらいしか貰えないので、
バックつかなきゃ高収入ではないような…。
それに最後、シンママになったなら、もう昼キャバじゃなくても良いんじゃないかな…とか。。
まあちょっとアレ?って所はあったけど、
雰囲気としては、ドラマなどで描かれるキャバの話よりも
夜の雰囲気がよく出ていて、楽しかったです。
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