5.0
引き込まれます
「死にたい」という感情すら湧かなかった中学生の女の子が、「お兄さん」との出会いで「人」としての感情を知っていく。
食事はエネルギーの補給としか思っていなかった私に、ご飯の美味しさ、家庭の温かさを教えてくれた夫。
主人公に幸せになってほしいと願うのは、この少女ほどの酷い虐待を受けてはいなかったにしろ、昔の自分自身を彼女に投影しているからかもしれない。
世の中には、親の愛や家庭の温かさを知らない子供がいる事をたくさんの人に知ってもらいたい。
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