【ネタバレあり】私の少年のレビューと感想

なぜか…

涙が出るんです…
真修と聡子が離れ離れになるところあたりまでがとても切なくて。
親からネグレクトされてそうな子供と出会ったら、どうするべきだったのか…
一歩間違えば、本人たちの気持ちはどうであれ、誤解を生み、犯罪とされてしまう危険がある。
それでも、聡子の気持ちが少しわかります。
同情ではなくて、ただ、小さくて無垢な存在を放っておけなかったんだと思います。
そして、お互いになくてはならないくらいの存在になってからの、別れ。
辛かった…
真修が中学生になって再会できてからは、家庭環境も変わっていて、切なさは減りました。
でも今度は2人に芽生えた気持ち…
男と女の惚れた腫れたの、愛じゃなくて、2人にあるのはもっと広い意味の愛があるように見えます。
そして、2人の結末はお互いに別の大切な人を見つけ、別れる…
ってこと以外にどんな決着をつけられるのか、怖いけど、最後まで見届けたいと思います。
聡子と真修がもう泣かないでいられるとよいな…

58話まで読みました。
他のレビューでも書いてある通り、聡子の気持ちは母性愛なのか人間愛なのか自覚のない(認めたくない？)恋心なのか…。
真修も、序盤では母がいないから聡子に想いを寄せてるのかな～と思いましたが、それがだんだんと変化していってるのが言動や表情から読み取れて切なくなります。
作中で、ベンチやら街中やら電車のシートやらで聡子と真修が並ぶシーンがありますが、話が進むにつれて二人の身長差が縮んでいってるところにグッときます。(これは真修～おっきくなったね～泣 という親戚目線。笑)
一番印象に残ってるのは、塾の自販機前でたたずむ真修が振り返るシーンですね。あのときの表情が最高すぎる…。

すごく好きな作品です。
まず、絵がとても綺麗！背景まで美しいです。
母性なのか、恋愛感情なのか、それとも、他の何かなのか、真修の年齢が年齢なだけに、どんな結末になるのか、とても気になります。

私は後半から恋愛漫画として読んでしまってる部分がありますが、これが男女逆転なら問題になりそうな題材、、、

だけど、この透明感あふれる世界観がとても好きなので、結末まで追いかけます！

絵が美しく透明で独特な世界観

アラサー会社員聡子は元彼から思わせぶりな態度をとられ酷い仕打ちを受けて心が大きく揺れる
そんな時に自宅近くの公園でよく見かけた美少女と見紛う１２歳の小学生真修と親しくなる
真修との距離が近づくにつれて彼の親が真修をネグレクトしている事に気がつく
母性のような感情からなのか庇護欲なのか聡子は真修に特別な感情を持ち初めて。。。
絵が美しく透明で独特な世界観に引き込まれます
フィクションとはいえ、二人が穏やかに幸せになってくれたらと思います

最後まで読み終えてよかった

実は一度読みかけてタップ式で読みづらくて諦めていた作品。少し立ってスクロールになっていて気になっていたから読み進めてみたら、一言では感想を言えないくらい深くていい作品に出会えた。ネグレクトとか、まさかの歳の差恋愛とか、ドラマのMotherとか、そんな展開があるのかと思ったけど嫌な後味が残らなくて人間の繋がりと恋愛と親子愛といろいろな形にはめ込めないくらいの愛や感情や時間がそこにあるんだ‥と感じた。映画を見た後みたいな気分。でももし映画化されたら真修のキラキラした眼も、美少年と呼ばれる俳優では誰も表せない！と思って　やはりメディア化しないでほしいと思ってしまった
いい作品に出会えたなぁ

ましゅーがかわいい

とにかくましゅーがかわいくて、キュンキュンします。お姉さんと少年っていう話ですが、嫌な気持ち悪さは全然なくて、読みやすいです。ましゅーが少年すぎて、年の差がすごいどころじゃないから、二人の関係は恋愛ではない？んだけど、読んでて上手くいってほしい！っていう謎な感情になります。いや、私は二人にどうなってほしいの？って自問自答しながら読むっていう。笑
とても続きが気になります。早く続き読みたい。。

新感覚。

愛とか恋とかそんな薄っぺらい関係を示す言葉じゃ足りない、じゃあ何て言えばいいのかもわからない関係。
マシューがイケメンすぎるから余計にややこしい。
どうやって落としどころをつけるのか、後半は作者さんのもがきも感じた。
この２人にはこれが最善！と言える最終話になってて安心した。
10年後、マシューが社会人になって一通りの人生経験を積んだ時、この関係がどうなっているのか、読み切りでもいいので書いてほしい！！

なんとも言えない不安感‥

無料分の5話まで読みました。
ネグレクト気味な親に育てられているであろう少年とキャリアはあっても人間関係に疲れているOLさんが出会って、お互い欲しい言葉や触れ合いで、少しづつ距離が近くになってくる。
ところで6話に続くのですが、先が怖くて読めません。
絶対お互いにいないと心が保てない位の関係になりそうだし、この年齢差や世間体などで、不幸になる以外ないような‥。
でも、気になります。
ストーリー、絵の儚い綺麗さ、とてもいい作品だと思います。

ネタバレ注意です。

あくまで個人の感想です。


・(個人的な満足度→70%)
人を想う気持ち。心のピュアさ、やさしさ。
切なさに感動して泣けた。
面白かったので気軽に人にすすめたことがあるが、ショタものと誤解され断られたことがある…ちがーうこれそういうのじゃない！
まぎらわしいタイトルと年齢差、先入観だけで判断してほしくない。
相手を大事に思うあまり
そして
性格が真面目すぎるあまり、
本来一緒にいたいはずの2人がすれちがう。
キャラの心理描写がていねい。


・(個人的な不満→20%)
願わくばラストその後の2人も見届けさせてほしかった。
希望を感じるラストではあるものの、
本質的な関係が曖昧なまま。
はっきりしない状態で終わってしまう。
焦らずとも、答えは真修が成人してからおのずと出るのかもしれないけど、それならば成人後まで物語を描いてほしかった。
個人的に「後は見る人の想像におまかせします的なラスト」が元々あまり好きじゃないのもある。
真修の同級生・奈緒には
途中まで好感を持っていたけど、
聡子に八つ当たりみたく
自分の気持ちをぶつけた時点で冷めた。
それは聡子じゃなく、真修に直接言えばいいのにと思った。
本人に告白する勇気もないくせに
聡子には言うのかと…。
しかも奈緒のこんなマイナス面を
真修に知られることはなかった。
あとは聡子がたまに真面目の度合いを
いき過ぎてると感じるときがあった。
神経質というか、深刻で暗くて
少しこわいくらいだった。


・(個人的なモヤモヤ感→10%)
椎川さんのイヤミな人間性。
真修パパの余裕のない不器用な人間性。
聡子の頭の堅さ&クソ真面目さ(よくも悪くも)。
聡子ママ&パパのズレた価値観。
真修高校生時の聡子のファッション&髪型。
真修の祖母のコーチ先生呼び。


感想を一言では言いあらわせないほど
読んでて色々な気持ちになりました。
細かい部分では思うところもあったけど
でも全体的には
心に残るいい作品だと思いました。

はだかのこころ

大人とか、こどもとか、立場とか、全て取っ払って剥き出しになった自分を知ってくれて好きになってくれる相手って、年齢は本当に関係なくすごく大事な存在なんですね。
真修の子供の時の純粋で傷つきやすい心も、大人になってさとこという人間自身を包み込めるようになってる強さも、そんな成長している真修と向き合えるようになってきたさとこも、全てが愛おしくて尊いです。
本当に、読みながら涙が出てくるまんがです。