5.0
変態とお人好しと良き仲間
嗅覚が人の何倍も敏感な攻めが唯一ハマった匂いの持ち主は、お人好しで実験大好き寡黙な受け。
「クールで有能だけど匂いフェチ変態」と「お人好しでコミュ障の研究オタク」の恋物語ですね。
始まりはシリアスっぽく進みますが、中盤からおかしな方向に路線変更しちゃいます。
これが気持ちいいくらいツボを突いてくるんですよ。
全てのテンポが良く、心の声も面白いし、ストーリーも上手で、絵も綺麗。ギャグセンスも◎。
匂いに惹きつけられる原理も科学者っぽくて納得。
「細胞レベルの恋」という言葉を始めとして、けっこう素敵なフレーズたちにも納得。
そして何より、研究室の仲間達が最高にいい味出してて素敵です。先生も面白い。
センスある作者さんだなぁと感心します。☆はもちろん満点です!
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