3.0
ホラーの勢い
怨念がらみの「呪いのアプリ」という設定は「リング」、次々に起きる変死は「ファイナルデスティネーション」という洋画をかなり参考にしていると思う。
まあ、パクリ、とまでは言わないが。
人を巻き込んで粉砕するエスカレーター、それを目の前で見ながら、直後には少女漫画ばりにときめいているヒロイン、イケメンだけどやってることは完全にストーカーのヒーロー、雑すぎる呪いの引き金(そんなのが引き金だったら即日皆殺しだろ…)など、突っ込みどころはありすぎる気もするが、B級ホラーのお約束ということで、まあ、それはいい。
それも含めて勢いで読ませる力はそれなりにあったのではないか。
ちなみに「白」「黒」は、どっちを先に読んでも問題ないと思う。
- 5