【ネタバレあり】地獄楽のレビューと感想

地獄楽
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  1. 評価:5.000 5.0

    いっぱい死ぬけどハッピーエンド

    始まりは面白くてだんだんと意味不明になる作品は多いけど、この作品は秀逸。
    本当に良くできたストーリーで読むほどに面白くなっていった。

    伏線は複雑さを残しつつ、ストレスなく回収されて、回想と現在、夢と現実、幻影と実在、複数が同時に喋りだすシーンなども多々あるのだけど、それぞれがハッキリ認識できる様描かれていて(作者スゴイ)、物語後半につれ島がなんなのか、これ程までに命を犠牲にさせる原因もなんなのか、全て腑に落ちた。

    キャラクターもそれぞれが本当に個性的で、読むほどに愛着を感じさせられ、物語中で佐切達が願ったと同じ様に、罪人も介錯人もみんな生き残って欲しいと思いながら惹き込まれていった。

    たくさん死んで、最終的には介錯人2人の付き添いで、お上の前に引き出された罪人1人が無罪放免を勝ち取るのだけど、その他の人々の生き死についてやその後が、最終話で、帰還した当時から現代(千年の後)まで描かれている。

    人間ではなくなった者が、山田家の殊現含め3人いたが、親しい人間の寿命が尽きたあとの彼等については描かれていなかったので、もしかしたらいつか続きが見れるのかも、だったら良いなと思った。

    (殊現は黒焦げになって死んでしまったのだろうか?
    彼は独自の使命感と正義感を持って行動するカリスマだったけど、人間としては罪深く、、生きながらえて、自ら同志の命や幼い赤子の命までを奪った過ちに、いつか気付いて葛藤するところを見てやりたいと思ってしまった。。)

    おしまい。

    • 34
  2. 評価:5.000 5.0

    66話まで一気読みました

    凄まじい面白さですが、文章で表現しにくいので兎に角読んで欲しい一昨です。

    主人公は愛する女房の為に普通の暮らしを求め不思議な島で戦います。その島は不思議な生物が暮らし不老不死の薬が研究されていて、敵との戦い方もその島で習得しなければなりません。そこで主人公は戦い続けますが、愛する女房は実は存在していないのかもしれない疑惑が‥‥‥

    といったストーリーですが、実際は漫画独特の世界観やスケールの大きさ。主人公の魅力。登場人物の生い立ちが加わるので、抜群に面白いです。

    by
    • 11
  3. 評価:4.000 4.0

    最後まで

    苦しくなるくらい力がずっと入りっぱなしの場面が続きます。
    ちょこちょこクスッとなるところもありますが。
    出てくる人物がそれぞれ個性豊かで、あまりにたくさん出てくるにも関わらず『誰だっけ?』ってなることがないのがすごいです。
    みんな情がわいてくる。

    結局はすべて『愛』だったんだなーと。
    蓮も無情に見えてやはり愛のためだった。
    最後に優しさがみえたので良かった。

    結さんが存在してたのがほんとに救いでした。画眉丸とのその後も見たいけどきっと作者さんはあれでいいということなんですよね!あ~でも見たかった、もっと幸せなとこ。

    最後のはいい意味にとらえていいんでしょうか。
    桂花は元々争いに興味がないし、メイも。
    単純に皆をまた1からつくって家族として幸せに暮らそうとしてるのかな。
    あまり禍々しい印象は受けなかったのでそういうことなのかな。

    この話は途中でやめると不完全燃焼に終わるので最後まで読んでやっとふっと体の力が抜ける作品です。

    • 7
  4. 評価:5.000 5.0

    幕府の将軍の命令により無罪放免と引き換えに不老不死の薬を手に入れるべく、死罪を宣告されていた罪人と、その罪人を監視するための処刑人が、ワケの分からん大仏もどきや毒蟲だらけのヤバい島に送り込まれ次から次へと惨殺されたり、蟲に刺されることで身体に花が咲いて死ぬシーンが満載です。グロいのがダメな人はダメかもしれないけど、サクサク読めて面白かったです。
    でもそんなヤバい島に送られて、カナリの強敵と戦わないとイケなかったのなら幕府を潰す方が簡単だったンじゃナイの?!と思ってしまうのは私だけだろうか…?!

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    人の業とは。命とは。

    初めから、命そのもの。生と死、強と弱。テーマは単純なんだと感じるも、なんと表現することがそれなのか。とにかく、多くの人に読んでみて!と言いたい。どの時代の、なんたるにも、全てにおいてあてはまらないようでいて、現代の人間の業そのもの。とも思える。おくが深いようでいて、単純なことかもしれない。死ぬために生きる。その生きるを、いま、自分は何を思うか。
    何度読んでも、課題が変わる。自分の精神状態で、何色にもかわってしまう不思議な魅力のあるテーマだ。

    by ty8
    • 2
  6. 評価:5.000 5.0

    話が難しいですが、画眉丸は妻と一緒に生きていくため、他の人は個々の目的のため、それは人のためであったりと、不老不死の薬を見つけるために生きて帰れないような島へ出向いていきます。
    その途中途中で、それぞれの登場人物の背負ってきたものが描かれているわけですが、最後はハッピーエンドになってほんとによかったと思います。
    読み返してようやく丹の意味がわかったようなまだわからないような(笑)
    面白く読み応えがある作品であることはまちがいないです。

    by 匿名希望
    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    アニメから

    アニメから知りました。まず、グロい。鬼○よりもバンバン首が○られる。○される。血の量がすごい。変な島に行き、不老不死の薬を探しすってお話し。まぁ簡単じゃないです。島に上陸してまもなく、まさかの人達があっとゆーまに...画眉丸もやられる、倒れる。やばい。でも他人は他人、他人の生死なんて関係ない人達が思い合い、助け合う!!心が変わって行く様子は素晴らしいです。今までこの類の漫画で主人公をかっこいいと思ったことないのですが、画眉丸にきゅん!「妻に会いたいだけだ」カッコ良すぎます!マスク?をつける姿とかカッコ良すぎてじーっとみちゃうほど!!
    画眉丸の記憶がなくなって魂が小さくなったところ読んでいますが、本当にピンチでどぉするのー!!また来月課金します!

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    愛に溢れた物語

    タイトルから禍々しい世界観を想像してました。描写も過激なものが多く、話が進めば進むほど救いようのなさを感じていました。特に画眉丸が花になった時はもうダメかと思いましたが、そこからの展開が素晴らしかったです。極悪人も、憎らしいと思っていた首切り人たちも、敵も、それぞれが自分の信念を貫き、大切な者や愛する者のために戦っている姿は愛おしかったです。初めて画眉丸が笑ったシーン、妻と再開したシーンは涙が止まりませんでした。えげつないラストになることを覚悟していたので、愛に溢れた清々しいラストに心救われました。素晴らしい作品です。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    様々な形の愛の物語

    登場人物全員を好きになった作品です。いわゆる箱推しです!敵すらも好きになりました。
    各登場人物いろんな信念をもって行動しており、それは敵側のリエンも同じで…誰もしんでほしくないと思いながら読み進めていました。
    ヤバいキャラが約3名(殊現、シジャ、十禾)いますが、この3名も応援はできなくとも好きになったキャラ達です。
    最後は綺麗な終わり方をしていて、読後の爽快感が凄いです。とにかくストーリー編成が秀逸で、読んで損はない作品です。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    超人的な人間 VS 人を超えた存在

    ★5では足りない程の抜きん出た作品だと思います。
    御様御用(おためしごよう)として刀剣の試し斬りのために罪人を斬る役目を負った山田浅右衛門を名乗る
    一族は史実としてもその存在は知っていましたが ここではそれぞれ個性を持つ武闘派の役人集団として描かれています。浅右衛門側と対をなしてこちらもアクの強い個性と特性を持った罪人が幕府の命で不老不死の薬を探すためある島に送り込まれます。
    島にいる人ではない何か、神にしてはおぞましすぎる存在と闘うため 罪人と監視役という関係性から
    協力し気持ちを通じ合える仲間へと変化していきます。

    圧倒的な強さの天仙様はじめ島の様々な異形の美しさと生々しい気味の悪さを併せ持つ造型や世界観が優れている上に、浅右衛門と罪人達それぞれの持つ強さや身体能力と 気持ちの揺れや成長など戦闘以外の場面もきちんと描かれています。時に幻想や回想も入り混じり渾沌とした中で 真に大事なものは何か 限りある命を生きることなどを問うような展開に引き込まれました。

    • 0
ネタバレあり:全ての評価 1 - 10件目/全160件

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