みんなのレビューと感想「ちひろさん」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:3.000 3.0

    昭和の男が描くリアリティのないイイオンナ

    ドラマでおなじみ「ショムニの作者が描いた」と聞けば、何となくその作風と雰囲気が伝わるのではないかと思います。
    テンプレ化された様式美というか、使い回された型に当てはめられた主人公像と良くも悪くも実に昭和の男らしい作者の作風が混ざった作品です。

    気高さや高嶺の花感がありつつも、どこか親しみやすく人間関係を大事にするちひろさん。
    なんというか、この主人公像が非常に微妙。
    女性なら理解して貰えると思うんですが、女性が描いたらそういう矛盾もないんだろうけれど、男性が自分の理想と欲望を詰め込んで描いたが為に生じる違和感やなんか違う、という感覚が、回を増すごとに強くなる。
    それを味だとか作風とか漫画だし、リアルを求めるなと割り切れる人が読むには向いている。
    割り切れない、違和感が拭えない人にはそこで読む手をとめることをお勧めします。
    正直、私はこのちひろさんに対する違和感が強くて気持ちが悪かったです。
    女のことをわかってない、理解していないし理解するつもりもない。ただ理想を描いた。
    そういう描き方だなぁと感じてしまいました。
    昭和の漫画や昭和の男が描く理想のいい女の話が好きな方にはお勧めです。

    by 梨伽
    • 79
  2. 評価:5.000 5.0

    安田ワールド

    「風俗嬢でしたという挨拶に、人はうっかりその素顔を見せてしまうものだ」第一話のこの言葉で、ハートを鷲掴みされました。ちひろさんて、ショムニの坪井千夏にも似ていますね。作者の安田氏はこういう女性(己の弱さも世間の理不尽も引き受けつつ誇り高く生きる女性)が理想なのかも知れませんね。一部の女性読者の方からは「女性の事がわかっていない!」と手厳しいご意見もあるようですが、自分にとっては男女関係のない人生や幸せに対する価値観が含まれている様に思います。苦しい時や辛い時、「そうか、これでいいんだ」と。真面目に生きてきて少々お疲れ気味の方には是非おすすめしたいですね。

    • 40
  3. 評価:5.000 5.0

    『もっと素直に生きられればよかったな、そしたらラクなのに』って
    ものすごく分かる。痛いほど。
    低評価レビューを付けてる人たちは、満たされてる人なのでは?
    男性目線で描かれてるとか言ってる方は、この作者さんを本当に知ってるんですか??男性の名前だけど、じつは女性かもよ??
    自分の定規に当てはめてしまう人、
    そんな定規に当てはめられて苦しんでる人、
    そういう人たちの事を優しくリアルに描いている漫画だと思います。

    by mmym
    • 37
  4. 評価:5.000 5.0

    好きです

    ちょっと疲れたときに、自分に嫌気がさしてるときに読むと、ふと肩の力が抜けて楽になります。ちひろさんの生き方、真似出来ないけどすごく力をもらいます。ぜひ多くの人に読んでもらいたい作品です。登場さる人たち全部に味があって独特の世界観にぐいぐい引き込まれます。作者さんの画風も味があって素敵です。家の本棚に並べておきたいと思いました。

    • 40
  5. 評価:5.000 5.0

    おもしろい!

    本当は辛かったり悲しい思いをたくさんしてきているちひろさんがあっけらかんに明るくて、軽いようで重いです。結構長いのにポイントを全部つぎ込んでしまいそうです!笑
    他の漫画だと登場人物多いと誰が誰だかすぐわからなくなるけど、この漫画はちょい役で出てきた人も「あ〜、〇〇だった人だ」って思い出せちゃう。作者様の話の作り方がうまいなぁ。
    他の漫画も読みたいので、ちょこちょこと読み進めてますが、絶対読破すると思います!笑

    • 17
  6. 評価:5.000 5.0

    「理想郷は身近にある」大人のファンタジー

    「男性著者が抱く理想が詰まっている」というコメントがいくつかありますが、それは確かにそうかもしれません。ですが、私(女性)が読んで不快かと言えばそんなことはありませんでした。「風俗」(ちひろさんは「元」ですが)「弁当屋」というのは大人の(特に独り身の)男性から見た時に視野に入りやすい場所なのかとは思いますが、この作品が一番伝えたいことはそこじゃないと思う。第24話の「デキた嫁」を読めば特によくわかりますが、どんな人でも何かしらの縁で接点ができた以上、その人を否定せず受け入れることが大事で、それには年齢も性別も職業も関係ない、ということを伝えたいのではないでしょうか。しかもそれを押し付けることなくサラリと気付かせてくれるのが、この作品の良い所だと思います。「デキた嫁」では口の悪くて弁当屋のみんなにちょっとだけウザがられている永井さんが出てきますが、なんだかんだ言いながらもみんな永井さんのことが嫌いじゃないし気にかけている。それでいてピンチヒッターで弁当屋にやってきた永井さんのお嫁さんのこともすんなり受け入れます。この作品って、社会のいろんなこと(良い部分も悪い部分も)が見えてきて、自分が手に入れられるのは高級クルーズや高級レストランでの休息ではないと自覚した時に、「周りの人が寄り添ってくれる優しさ」「ほっとするお弁当屋さんの味」「おじちゃんおばちゃんの他愛もない会話」という、“ひょっとしたら身近にあるかもしれない安らぎ”にノスタルジーを感じさせてくれる、そんな漫画なのではないでしょうか。正直、ちひろさんみたいな人は現実にはいないでしょうから、大人のファンタジーと“ひょっとしたら”のノスタルジーが絶妙な塩梅で合わさった漫画なのかな、と思っています。

    • 11
  7. 評価:5.000 5.0

    風俗店から弁当屋へ華麗な転職

    超売れっ子風俗譲でありながらどこか危うげで破滅的な陰をもっていた「ちひろ」が、ひょんなことから地方の小都市の小さな弁当屋の店員に華麗な転職を果たす。風俗譲であることを誇り、過去を隠すこともないが、ものの見事に弁当屋の名物店員として確固たる地位を築くも、また破滅的な陰がちらほら…
    風俗店と違い、老若男女誰もが客になれる分、ちひろの活躍の幅は前作よりぐっと広がって実に興味深い作品に仕上がった。元風俗店長とのまさかの再会、弁当屋の女将の存在感、愉快な同僚など見所は数知れず。前作を読んだ方が、ちひろの危うさは理解できるけど、別に読まなくても楽しめます

    by 5310582
    • 10
  8. 評価:5.000 5.0

    マンガで、生き方を学ぼうとしないで

    良いも悪いもないってゆうか。ただそこに、ちひろさんって人がいて、その生き方に触れた人が、何かしらを感じている、それだけ。

    このマンガによって、安易に風俗に憧れる未成年がいたらどうする!みたいなレビューがありましたが、マンガに何を求めているのかと思いました。

    なんとなく伝わってくることがあったり、共感できるなと思う台詞があったり、そこから何か感じることがあったりする。そんな作品です。

    • 8
  9. 評価:2.000 2.0

    なんかどうでもいい

    自意識過剰な人なのかなあ、この主人公。

    誰も貴方のことなど注目していませんよ。
    少なくとも私は全く興味が無いんです。

    弁当屋の前のちひろさんの職業を知ったところで、
    弁当が100円引きになるのならまだしも。

    知ったところで、何のメリットが
    あるのでしょうか?

    他人に興味が湧かないんです。
    弁当屋は弁当屋以外の何者でもないですよ。

    ただ1つ面白かったのは、
    ちひろさんがよぶ師匠の顔が
    終戦宰相・鈴木貫太郎に似ていたこと。

    これは腹を抱えて笑いました。
    愛嬌ありますもんね、貫太郎(笑)

    by 匿名希望
    • 9
  10. 評価:5.000 5.0

    色々のもやもやがスーッとなるストーリー

    ちひろさんの言葉や考えは、
    色々とリアルで悩んでいることや
    普段思い込んでしまっていることなどを
    スーッと浄化してくれるような
    そんな物語に思えます。

    読む人によって
    捉え方も受け取り方も感じ方も色々。

    斜めに読むのじゃなく
    真っすぐ読めばストンと落ちてくる物語。

    ちひろさんのように
    生きるのって憧れるけれどなかなかそうはなれない。

    だけど、だからこそ
    彼女の行動や言葉がじわります。

    真っすぐ素直に読んでほしいな。
    素直に読んで色々と考えをめぐらしてほしい。
    そんなストーリーです。

    • 5
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