2.0
ラストが…
対照的な2人の成長記です。ドロドロありの本当に面白くて夢中になって読みました!…が、最後がコレ?って感じです。
盛り上がっていたのに興ざめでした。庇ったお母さんも救われないし、萌ちゃんだって子供を残して逝ってシオが育てるって…自分が母親だからかもしれませんが、萌に救いがなさすぎるのと、事故の脳出血で出産なら帝王切開だろと言う突っ込みと…それまですごく好きだった分、がっかりしました。
- 40
対照的な2人の成長記です。ドロドロありの本当に面白くて夢中になって読みました!…が、最後がコレ?って感じです。
盛り上がっていたのに興ざめでした。庇ったお母さんも救われないし、萌ちゃんだって子供を残して逝ってシオが育てるって…自分が母親だからかもしれませんが、萌に救いがなさすぎるのと、事故の脳出血で出産なら帝王切開だろと言う突っ込みと…それまですごく好きだった分、がっかりしました。
みんなはそれぞれの人物に共感できるのかな?
私は萌が最初のコンクールで史緒を陥れた時から嫌いすぎてダメ
美貌も財力も親の愛情も史緒が持っているからって羨やんで嫉妬してひねくれた根性でちょっとマシになったかと思えば好きな男が史緒さんと結婚するからって首絞めて◯人未遂じゃ同情もできないわ
今途中だけど萌が成功しようが落ちぶれようがどうでもよいわ
人の婚約者に付きまとって寝るとかも寒気する
なんなら、勉強になるかもです。
身近に音大声楽科出身が2人、音大出身じゃないけどボーカリストが1人、楽器会社勤務が1名、要するに音楽に囲まれているので、私自身は全く音楽に携わってなくても、そういうことさもありなん、と言う感じで大変興味深く読ませてもらってます。音楽やら絵やらいわゆる芸術系の人って、独特の感性、独特の思考回路、独特の感情の表現を実際、します。お嬢様時代の主人公は確かにお嬢様気質だけど、そういう意味ではとてもまともな人に思えます。もっともっと周りに気遣いなどできなくて我が道をいく、人に迷惑かけてでも自分の信じる方に突き進む系が多いですよ。一番ぶっ飛んでるのは、神野さんのように思えますねー。課金しても最後まで読みますよ、これは。紆余曲折ありながらも成長しながら成功していく物語だろうと思って予測しながら読んでます!
一度最終話まで一気に読んだのですが、今度は毎日無料をゆっくり読み進めてます。人生をどう生きるかってテーマの教訓がママによって語られ、ゆっくり読むと実に良いこと言ってて沁みますね。このママは作家さんの代弁者です。
萌がいつまでも暗闇から抜け出せないのは、ただ彼女に運が無いわけではなくて、自ら暗闇を引き寄せてるっていうか。常に他人と比べて生きてるからね。
でも、そんな萌が暗闇から抜け出せるキッカケになったであろう、シオからの「あなたと歌えたことは私の誇り」と言うことば。この言葉を貰えて萌は自分の劣等感から逃れ、自己肯定が出来るようになっていっただろうに、時すでに遅し。非情だね。人生はやり直しがきかない。
萌に比べてシオは恵まれ過ぎで、この対比は漫画ならではだけど、シオが運を引き寄せてるのではなく、運がシオに引き寄せられてるって方が的を得てる。謙虚で素直だから運が寄って来るんだけど、そんな人間は実際にはいないから、やっぱ漫画だよねーと感じて、ママが語る人生訓がせっかく重みを出してるのに勿体ない。
終盤になってからちょっと急ぎすぎで、蘭ちゃんより隆を好きになったエピソードが説明不十分で、なんとなく消化不良になってしまったのもちょっと残念かな。
面白くて、最後まで読んでしまいました。
オペラ好きなので余計にはまりました。
音楽についても丁寧にかいてあるなと思いました。
神野さんと萌さんが関係を持ってしまったのが、とてもとても後味悪く感じました。最後ハッピーエンドの美談に仕上げてあるけど、感情移入しすぎなのか、史緒さんびいきになりすぎたのか、「そんなに簡単に水に流されて、納得いかねぇ!」ってなりました(笑)惚れてるなら一途なら、貞操は守れよな!と思ったりしましたが、読んでて憤りが出てくるのは、しっかりキャラクターが一人一人描かれてる証拠かなとも思いました。
ガチガチのプライドの塊の女と、プライドなんか持っていかれない女。
そんな二人が歌という世界で切磋琢磨する物語。
そこに恋愛感情を揺さぶる二人の男。
言ってみればそれだけのお話ですが、どんどん引き込まれて一気読みしていました。
女二人の設定が極端過ぎだろうとは思うけど、対比の為にはこのくらいのの方がいいのかもしれません。
初めの頃の萌に対して
環境に恵まれず妬み嫉み嫉妬の卑屈な
サブキャラ極意
あるあるパターンで最後も
あるある性格悪いサブキャラが成敗されて
スッキリかと思いきや
終盤、本当に終盤から人らしく素直な萌の感情の変化が垣間見れました。
主人公史緒の、まさにプライドがあってのこと。世間知らずでも素直な史緒だからこそ
嫉妬されたり妬まれたり…
魅力的な史緒。
萌は史緒に出会って素直になれたんだと思います。
素敵なお話でした。一条先生ありがとうございます。
さすが一条ゆかり!読み応えあります!オペラにも興味わきました。
主人公のしおは、結局最後までお嬢様だったけど素直で正直で好感もてます。蘭丸もいいやつです。蘭ちゃんママが一番好きです。
萌は最後まで可哀想だった。子供くらい産み育てさせてあげたかった。途中蘭丸に「もうシオさんには会わないからSRMはできない」ときっぱり言い切った割には、二作目の収録でひょこっと出てきて違和感あったな。
シオもあまりに簡単に神野さんを許してあげて、共感できなかった。最終回を急いだ感あり。。最後は別の終わり方があったのでは?と思ってしまう。
例えば、萌のお母さんだけ亡くなって数年後、シオと蘭丸、神野さんと萌の組み合わせで上手くいくようなストーリーにしてほしかったなぁ。。神野さんはクールすぎて最後まで好きになれなかった。
相変わらずこのかたの作品は良い!本当に大好き。この二人の歌声を生で聴きたい!どんなハーモニーなのか聴きたいと思いながら読んでいます。犬猿の中の二人だけど、それでいてお互いを求める。最高のライバル。恵まれた環境に生きる主人公に憎悪とも呼べる強い嫉妬を燃やすモエのゾッとするよな心理描写がとてもいい。最後はモエちゃんかわいそうだった
一条ゆかり先生の作品は、有閑倶楽部をはじめいろいろ拝読しておりますが、
「プライド」は、自分にも持ち合わせる小さなプライドを客観的に見ることが出来ました。
歌で例えるなら応援歌的な作品だと思います。
女性のドロドロした人物像も描かれており、
「怖っ!」とも思うのですが、この位の根性がなければ、夢は叶えられないのかなぁとも感心もしてしまいます。
一条ゆかり先生の描く女性は、強く、逞しいイメージですが、弱音を吐きながらも頑張ろうとするキレイな女性がまた新鮮でした。
やっぱり、一条ゆかり先生の作品は素晴らしく、明日を勇ましく迎えようと思えるのが「プライド」です。