2.0
戻りたい大人の醜さ
何でもかんでも不倫を否定して叩こうとも思わないが、第一話の妻に対しては流石に「やれやれ」と思った。
(夫も似たようなものかもしれないが、夫の描写が少なく、叩く材料に欠ける。)
不倫をするのに、権利、と言うのもおかしいかもしれないが、最低限の条件は、「大人である」ことではなかろうか。
「ただあの頃に戻りたいだけ」?
おいおい。
それって「ただ○○したいだけ」っていう種類の願いじゃないぜ。
全てを犠牲にする覚悟があったって、「あの頃」なんて戻らないんだ。
それを受け入れて、それでも「あの頃」にあった何かを守ったり、新しく何かを作り直したり、そういう努力をして生きてゆくのが、夫婦じゃないのか。
そんなこともわからない大人の姿を中途半端な感傷でもって見せられても、「阿呆か」としか思えない。
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