4.0
やっぱり泣いてしまった
この作家さん読むの4作目です。たまたま私が読んだものだけかも知れませんが、哀しい運命とひたすら健気で清らかな受けに、またもやついつい泣かされてしまいました。異国の美しい風景描写というのも共通してます。
展開はドラマチックで最後は幸せいっぱい、面白いし泣けるし甘いしほのぼの心温まるシーンもあるしで、十分良い作品です。ただ、私個人の好みの基準からすると、少々健気すぎ、自己犠牲度高すぎなので星4つで。
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この作家さん読むの4作目です。たまたま私が読んだものだけかも知れませんが、哀しい運命とひたすら健気で清らかな受けに、またもやついつい泣かされてしまいました。異国の美しい風景描写というのも共通してます。
展開はドラマチックで最後は幸せいっぱい、面白いし泣けるし甘いしほのぼの心温まるシーンもあるしで、十分良い作品です。ただ、私個人の好みの基準からすると、少々健気すぎ、自己犠牲度高すぎなので星4つで。
クロード(攻)の希来(受)に対する表情やしぐさが、文を通してどんどん温かいものに変化していくのを感じました。
世の女性達はクロードのような人が側にいたらきっと惚れてしまうでしょう(笑)
切ない2人の愛の形に、思わず泣けてしまいます。
この結末でも大満足ですが、ドSな私としては、2人をもっと長期的に苦しめるバージョンの未来も読んでみたい…笑
美しく雄大なロシアの国土。
祖国への愛、そして国を離れて知らない国で生きていかなければならない主人公達の悲哀。
亡命先で退廃的な生活を送る貴族の雰囲気などがよく書けていて映画を観ているようでした。
オリエント急行が出てきてほくそ笑みました。
ただ、肝心の恋愛の方のストーリーがなんというかTL小説のようで、別に男同士とかオメガ物である必要があまり感じられませんでした。
なので星を一つマイナスとしました。
クロードにメロメロにされてしまいました。
強がっていても、定めだとしても愛する人と共にありたい、という切ない気持ちが伝わってきます。
めちゃコミでは、コミックばかりに手を出していましたが、小説もいいです!
攻め様格好良いし、受けも可愛くて良い子だし、ストーリーも良いし、絵も綺麗だし、Hも良いです。オススメです!